現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一 守屋淳=訳

2010年2月10日第1刷発行 2020年10月30日第44刷発行 

「百年以上もの間、読み継がれてきた国民的ベストセラー 37万部」につられて購入。

 

玉乃世履(たまのせいり)・・は・・後に大審院長になり、・・非常に仲良くし、・・わたしが突然官僚を辞めて商人になるというのを聞くと、いたく惜しみ・・論語を引用しながら説明に努めた。

 

わずか3,40年という短い年月に、日本も外国には劣らないくらい物質文明が進歩した・・しかし・・精神教育がまったく衰えている・・

 

人には、年寄りだとか若いとかに関係なく、誰でもわたしのように「これだけは譲れない」というところがぜひあって欲しいものである。そうでないと、人の一生というものが、まったく生き甲斐のないものになってしまう。

 

青年はよい師匠に接して、自分を磨いていかなければならない。

 

成功や失敗というのは、結局、心をこめて努力した人の身体に残るカスのようなものなのだ。

 

当たり前のことが、延々と綴られているように思う。もっと深みがある本だと思ったのだが。もしかすると、私の読み方が浅いからなのだろうか。深みを感じられなかったのは。