マザー・テレサ 望月正子

1988年5月17日 第1刷発行

2017年5月22日 第45刷発行

2018年3月20日 新装版第1刷発行

 

38歳の時、修道院を出て、一枚の白いサリーをまとい、200円(5ルピー)をもって、貧しい人のもとへ、パトナ行きの夜行列車に乗って新しい旅立ち。

 

スラムの中の公園の青空学校にて、子どもに字を教える教育からスタート。

ヒンズー教徒の寺院の中にある古い建物を借りて、死を待つ人を運び込み、孤独を感じさせないで愛を注いで看取っていく。

捨て子をひろって面倒を見る「孤児の家」。

ハンセン病患者(カルタッタだけで30万人以上)を治療するセンターをつくる。1984年までに治療を受けた患者は1万5000人を超える。

54歳で神の愛の宣教者会が教皇に直接したがう修道会になる。活躍の舞台がインドから世界へ。ベネズエラ、ローマ、カンボジアなど次々に。1988年には202か所に。

そして1979年、ノーベル平和賞受賞。

日本には1982年と84年に来日、長崎と広島に。

老いてもペースメーカーを付けて世界を駆け巡る。

そして1997年9月5日、87歳で永眠。マザーテレサを慕う大勢のシスター・ブラザーが多数。

2016年、カトリック教会で最も尊敬される「聖人」に認められる。

 

名前は誰もが耳にしたことがある現代の偉人の1人。具体的な行動は余り良く知らなかったが、知れば知るほど凄い人だ。徹して行動の人だ。本当に尊敬に値する。