2009年3月15日第1刷発行 2009年8月24日第3刷発行
1868年出版ですから、今から150年以上も前ですが、名作といわれるのも分かります。
読んでいて、すっかり4姉妹、メグ、ジョー、ベス、エミーの、まちまちの個性だけどとっても仲良しの魅力あふれる日常生活の1年間が書かれていて、あっという間に読んでしまいました。お隣のローリー君もいい味出しているし、優しい父親と母親の存在感もたっぷり。一番小さいエミーにお父さんが語り掛ける「自分のわがままをおさえて、ほかの人のことを考えてあげるようになった証拠だよ。そりゃ、もちろん、おまえの上品な姿だって、お父さんはじまんに思うが、人のためを考えて、美しく生きる娘なら、もっとじまんしたいような気がする」との言葉には、ぐっと来ますね。