ノーベル賞受賞の博士が明かした!   世界一やさしいプラックホールの話 大須賀健

2021年4月30日第1刷発行

 

プロローグ1、2、3

 

チャプター1 ブラックホールの中身は?どうやってできる?

 事象の地平面の中には必ず特異点が存在することは、プラックホールの研究でノーベル物理学賞を受賞したロジャー・ペンローズ博士によって証明されているらしい。

 2019年、ブラックホールが作り出す「影」の撮影に成功。ラインハルト・ゲンツェエル(ドイツ)、アンドレア・ゲッツ(アメリカ)にペンローズと同じ2020年、ノーベル物理学賞が授与。

 

チャプター2 ブラックホールでは「時間が凍る」のはなぜ?

 高速で動く物体の時間はゆっくりになる

 高速で動く物体から見ると空間は縮む

 高速に近づくと物体はどんどん質量を増す!?

 重力が空間を曲げ時間を遅らせている

 

チャプター3 ブラックホールに寿命はあるのか?

 1964年、アン・ユーイングという科学ジャーナリストが『サイエンス・ニュースレター』という科学雑誌で初めて「ブラックホール」と記事に使用した。

 

チャプター4 ブラックホールから考える宇宙の未来と人類の文明

 ペンローズは、サイクリック宇宙論を提唱。

 2015年9月、ブラックホールが衝突して生まれた重力波が、カリフォルニア工科大学のバリー・バリッシュを中心とする研究チームによって観測。この業績により、彼らは2017年にノーベル賞を受賞。

 ブラックホールの研究が進めば統一理論に近づけると考えられている。

 日本のカグラが完成すれば最高精度の重力波検出器となる。

 

 うーん。あまり新しい情報がないのは残念でした。ブラックホールの基礎を学ぶ基礎的な入門書という感じでしょうか。