2022年7月20日第1版第1刷発行
今年も10月4日(火)18時45分(日本時間)にノーベル物理学賞受賞者が発表される。
果たして今年は誰が受賞するのだろうか?そんなタイミングでもあり、面白いシリーズ3作目を読んでみた。
「一見矛盾しているようでも量子力学が、従来の見方が不十分であることをひき出したにすぎない」
「時間の浪費ほど我慢がならないものはない」
1933年 ノーベル賞受賞
「どんな物質的事象が直接意識に結びついているのか」
日本原子物理学の“親方” 仁科芳雄
「日本人にも、科学で一流になれるチャンスがまだ残されているのではないか」
1915年 ノーベル物理学賞受賞
「わたしたちが、物質を深く理解すればするほど、ますますよくそれを利用できる」
中性子の発見者 ジェームズ・チャドウィック
1935年 ノーベル物理学賞受賞
「科学の真理に触れるとき、私の心は夢を見ているような幸福を感じる。夢が長く続けばよいのだが」
「物質波」の提唱者 ルイ・ド・ブロイ
1929年 ノーベル物理学賞受賞
「科学の応用はすべてが善を施すものとは限らない。人類の進歩は人間の物質的条件よりも精神的倫理的向上にはるかに多くかかわっている」
世界初の人工雪を作った物理学者 中谷宇吉郎
「十勝岳の中腹でいつまでも舞い落ちてくる雪を仰いでいると、自分の体が静かに空へ浮き上がっていくような錯覚が起きてくる。その感覚自身は実に珍しい。今まで知らなかった経験であった」
初めて原子炉を作った物理学者 エンリコ・フェルミ
1938年 ノーベル賞受賞
「実験データを採り上げ、実験データを集め、実験データを系統化し、作業仮設を作る」
サイクロトロンの発明者 アーネスト・ローレンス
1939年 ノーベル賞受賞
「仮にもひとかどの人間になろうと思うなら、我が身を捧げ尽くすことだ」
量子力学で大きな功績を遺す ヴェルナー・ハイゼンベルク(1927年不確定性原理発表)
1932年 ノーベル物理学賞受賞
「近代原子物理学は、哲学的、道徳的かつ政治的な根本問題にあたらしい議論を提供しました」
1933年 ノーベル物理学賞
「自然界の基本的な法則は、われわれが直観的に心に描けるような世界を直接に支配しているのでは決してない」
1965年 ノーベル物理学賞受賞
「ふしぎだと思うこと これが科学の芽です よく観察してたしかめ そして考えること これが科学の茎です そうして最後になぞがとける これが科学の花です」
日本人で初めてノーベル賞に輝いた 湯川秀樹(1934年中間子論発表)
1949年 ノーベル物理学賞受賞
「未知の世界を探求する人々は、地図を持たない旅行者である」
日本初の女性核物理学者 湯浅年子
1931年 東京文理科大学(筑波の前身)入学 物理分野で日本初の女子大学生
「本質的に生きること。本当の意味で研究に専念すること。できるだけ人には親切にすること」
トランジスタの発明で世界に衝撃を与えた ウィリアム・ショックレー
1947年 点トランジスタ開発に成功
「考えることについてよく考えると、考える力がつく」
1964年 二中間子論発表
「もっとも深刻な問題は、科学の成果が戦争に用いられ、ますます残酷なものとしている事実である」
量子電磁力学の研究でノーベル賞を受賞 リチャード・ファインマン
1965年 ノーベル物理学賞受賞(量子電磁力学 朝永、シュウィンガーとともに)
「僕は自分の無知を恐れない。間違った答えを出すよりも、知らないことを探求していくことこそ意味があるからだ」