2022年2月20日第1刷発行
表紙裏に「万有引力定数=G、光速=C、プランク定数=h・・・。科学はいかにして『その場』にたどり着いたか? 万有引力の法則から相対性理論、量子力学まで、宇宙の成り立ちを説明する物理法則には、必ず『固有の値』=物理定数が登場する。物理定数とは何か?なぜ、一定の値をとるのか?その値はどう決まるのか?そして、本当に『一定不変』か?宇宙の誕生と進化を司る『究極の値』すべてー。」とあり、これを分かり易く解説してくれているのではないかと期待したが、私には大変難しい本で、まだ十分理解できたとは到底言えない。自分の不勉強を恥入るばかりだ。
目 次
第1部 物理定数とは何か -原子に刻まれたものさし
第1章 物理定数とは何か -根源的な法則に現れる「固有の値」
第2章 物質と定数 -光が解き明かす極微の世界
第2部 「時空」を支配する定数 -時間、光速、万有引力
第3章 時間を刻む「原子の振り子」 -「時間を測る」とはどういうことか
第4章 光速「C」 -普遍にして宇宙の「上限速度」
第5章 万有引力定数「G」 -万物をつなぎとめる「糸」
第3部 「ミクロの世界」を支配する定数 -電気素量、プランク定数、ボルツマン定数
第6章 電気素量「e」 -電気と力のキャッチボール
第8章 ボルツマン定数「k」 -熱とエネルギーの変換係数
第4部 宇宙の深化と物理定数 -果たして「一定不変」か?
第9章 物理定数を「決定」するとはどういうことか。
第10章 物理定数は「不変」か
第11章 定義値の「その先」へ