2022年8月19日初版第1刷発行
帯封「月刊教育誌『灯台』連載の人気コーナーが待望の書籍化! “地道な努力こそが、上達の直道です“ 俳句は筋トレ! 必見!超初心者『俳筋力』育成体験」
もくじ
はじめに
Step1 俳句の基本の“基“ 【兼題】秋の雨
Talk Session くじらと水流の成長物語① ズブの素人でも大丈夫
Step2 「オリジナリティ」と「リアリティ」 【兼題】母/孫/月/紫陽花/蜻蛉/コスモス
Talk Session くじらと水流の成長物語② 「どうやって俳句を作ればいいか」がわからない 説明するのではなく「映像を切り取る」
Step3 「取り合わせ」と「一物仕立て」 【兼題】麗か/水温む/青蛙/滝/しゃぼん玉
Talk Session くじらと水流の成長物語③ 「俳句は文芸」との指摘 図で理解した「取り合わせ」
Step4 季語を信じる 【兼題】鰯雲/夏休/蜻蛉②/囀り
(ここで俳句作りの「三つの原則」①一句一動詞②一句一固有名詞③一句一季語が取り上げられている)
Talk Session くじらと水流の成長物語④ 投句者の作品に育てられた 「俳句は筋トレ」
Step5 映像を切り取る 【兼題】虫/大根/雷/赤い羽根/木の芽/霜
(ここで切れ字「かな」はきっぱり、「かな」はしっとり、「けり」はどっしりというニュアンスとの説明あり)
Talk Session くじらと水流の成長物語⑤ 自分の句は時間を置いて客観的に見直す 「作ること」と「読むこと」は車の両輪
Step6 まだまだ続く俳句修行 【兼題】水鳥/囀②/暑し
Talk Session くじらと水流の成長物語⑥ 自分の心と俳句の文字が重なる瞬間 学びの尽きない俳句は、人生を豊かにしてくれる
(この部分を読んで6年も連載していたことがわかる)
時々、俳人として著名な人物の俳句も紹介されているが、ほとんどは素人の投句を取り上げて夏井先生がコメントするという体裁のもので、良いものもあればイマイチのものも取り上げられている。いずれにしても今日から自分も俳句を作ってみようかなという気にさせてくれる、気軽な俳句入門書でした。今度、歳時記も手にしてみようと思います。