2003年9月10日初版発行
裏表紙「“歩く人”漱石の描いた街は、新鮮で、濃密で、豊潤で、深い魅惑に満ちている。歩いてみよう。そして、自分だけの魅力的な街をみつけよう」
漱石略年譜
漱石を歩く
早稲田、神楽坂 金之助が誕生し漱石が終焉した地
作品 硝子戸の中、道草、それから、坊ちゃん
浅草、両国 養家に絡まる幼年時代の記憶 塩原金之助2歳から4歳の間で暮らした地
吾妻橋、駒形橋、雷門に行った時、漱石を偲んでロールキャベツが有名なマノスに寄ってくればよかった。今度、回向院に行くだろうから、その時少し足を伸ばしてこよう。
神田駿河台、神保町 学問と友に出会った青春の街
作品 それから、満韓ところどころ、坊ちゃん、彼岸過迄、明暗
お茶の水は散々通ってニコライ堂は何百回も見たのに「それから」の舞台だったとは知らなかった。
小石川、白山 作品の舞台となった若き彷徨の跡
作品 門、道草、満韓ところどころ、琴のそら音、坊ちゃん、それから、こころ
水道橋、後楽園など、時々行っていたのに「こころ」に思いを馳せることをしてこなったのは今から考えると勿体ないことをした。
本郷、上野 三四郎と美禰子の淡い恋のゆくえ
作品 三四郎、虞美人草、一夜、薤露行(かいろこう)、二百十日、野分、行人、こころ、それから
本郷界隈を「三四郎」を手にしながら風情を味わいながら再読してみようと思う。最初に「三四郎」を読んだのは中学校時代。修学旅行で不忍池辺りを歩いたのが懐かしい。
千駄木、根津 作家デビューを飾った「猫の家」
「吾輩は猫である」を片手に「猫の家」があった夏目漱石旧居跡(日本医科大学同窓会館)を訪ねてみたい。
松山、道後温泉 永遠なる国民的ヒーロー「坊ちゃん」
松山に行ったら、子規と漱石が共同生活をした「愚陀仏庵」跡と道後温泉には必ず行ってみよう。
熊本、小天温泉 夫となり父となった俳人五高教授
今から20年前に熊本に行った時、漱石第一の家、第二の家、第三の家、第四の家、第五の家、第六の家に行ってくればよかった。草枕に出てくる那古井温泉は小天温泉。そこまで足を伸ばせば最高でした。
2時間ウォーク・ルートナビ
漱石の言葉