2022年10月25日初版発行
帯封「ノーベル化学賞を受賞したこれまでの研究の、どんなところが画期的だったのか 一歩ずつわかりやすく解説 近年の日本人受賞者の研究を中心に、さまざまなジャンルの受賞研究を丁寧に紹介! 農業、創薬・医療、電子・電気機器…ノーベル化学賞に輝いた研究があるから、いまの暮らしがある」
表紙裏「難しそうだけど、ノーベル化学賞の研究内容を詳しく知りたい! けど、高校や中学校の復習から始めるのは時間がかかりそう…。この本は、そんなふうに思っている方々に向けて書いたものです。ノーベル化学賞をとおして、化学の世界の考え方がどのようなものか、化学が生活にどう結びついているのかを知ってもらえたら幸いです。」
Chapter1 化学の基本を思い出そう
Chapter2 アンモニアを合成し、食料危機を救う ハーバー(1918年受賞)、ボッシュ(1931年受賞)
Chapter3 分子と分子を簡単にくっつける鈴木・宮浦カップリング(2010年受賞)
Chapter4 タンパク質の質量をはかるMALDI(2002年受賞)
Chapter5 サッカーボールみたいな分子の発見 フラーレン(1996年受賞) C60
ロバート・カール、ハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー
Chapter6 電気を通す分子づくり ポリアセチレン(2000年受賞)
アラン・ヒーガー、アラン・マクダイアミッド、白川英樹
Chapter7 小さくて軽くて大きなパワーをもつ電池 リチウムイオン電池(2019年受賞)
ジョン・グッドイナフ、スタンリー・ウィッティンガム、吉野彰
Chapter8 クラゲから得られた緑色に光るタンパク質(2008年受賞)
GFP遺伝子を用いることで生体内で何が起きているかを一目瞭然にすることが可能に。
Chapter9 鏡の世界の分子をつくる不斉合成法(2001年受賞)
ウィリアム・ノールズ、野依良治、バリー・シャープレス
エナンチオマー(鏡に映した関係にある各々の分子)、キラルな分子(一見すると同じような見た目なのに重なり合わない分子)
うーん。全体的に「わかりやすく」なっているとは言えないんじゃないかな。やっぱり、結構、難しいです。ちょっとだけ化学の知識を補充することができた程度で、私のレベルでは到底十分な理解はできなかったです。