頭に来てもアホとは戦うな!賢者の攻撃編 田村耕太郎

2023年4月30日第1刷発行

 

帯封「80万部のベストセラー、最新作!めんどくさい奴、激増の時代に 1ミリも『自分』をすりへらすな」「圧倒的支持に応え内容一新 アホを成長のバネにせよ! 他人に振り回されないための『アホのトリセツ』 ・日本は世界一の“ピリピリ社会” ・『余計なことを言わない』技術 ・10秒で心を落ち着かせる流儀 ・愚痴れる友人が3人いればOK ・成功する人はどうアホに接しているか ・『わかり合えない人』が認知を広げる ・アホの壁を越え、自分の人生を楽しむ」

 

目次

はじめに 自分の時代さえよければいいというアホ/アホをこれ以上増やさないために

第1章 アホと戦わずに戦う

第2章 アホを観察すると自分が成長する

第3章 あなた自身がアホにならないために

第4章 アホの壁を越え、あなたがリーダーに

第5章 アホは世界からいなくなるのか

おわりに アホとは戦わないために「それでも一度はアホと戦え!」の真意

 

・人生において自分の能力を最大限に活かし、それを拡張するには、メタ認知が不可欠。

・成功すればするほどオーラを消すことを心がけるべきだ。そうすれば無駄に敵はつくらず、意外なほどに味方が増えてくる。

・嫌われないための提言1は、有名にならず目立たないこと。提言2は人格者(ふう)になる。とはいえ、複雑で重層的な人格を醸し出し、怒らせたら厄介そうな相手だと思わせることとも。

・日本人は忙しいふりをして手を抜いても何とかなる余裕が“今のところ”ある、要するに暇である。だから、日本人ほど他人に関心のある人種は他にいない。それ故にアホが生まれやすい。要は自分の人生を精一杯生きていれば、他人を気にしている暇はない。

・自分を律すること、そうすれば楽になっていく。

・言いたいことを言わせる、言うことを誘発し称える、これが世界の主流。

・著者が繰り返し引用する池田潔氏の『自由と規律 イギリスの学校生活』の4つの戒め「正直であれ」「是非を的確にする勇気を持て」「弱者を虐めるな」「他人より自由を侵るるを嫌うが如く他人の自由を侵すな」のとおり勇気を持ってほしい、これからは価値教育が重要だと訴える。

・最後のところで著者は「アホと戦う時間とエネルギーがあるならそれを自分と向き合い自分をみつけることにあてて、人生の目的を見出し、それにまい進してほしい」というメッセージを込めている。