106歳を越えて、私がいま伝えたいこと 今からでも遅くはない―禍を試練と受け止めて 昇地三郎

2012年8月16日初版発行

 

目次

はじめに

第一章 ココロ 生きることを前向きにする9の言葉

長生きをすれば、良いことがある

「老感」を持つから「老人」になる

九九歳までは助走、一〇〇歳からが本番

健康長寿は誰にでもできる

つらいときこそ、それを楽しむ余裕が大事

定年とは自由になるとき 自分のやりたいことを始めるチャンス

歳を重ねても、何かすることがなければいけない

生涯現役を楽しむ~人生に余りはない

毎朝五分、前向きに未来について祈る

第二章 カラダとアタマ ボケずにぴんぴん! 健康に過ごす12の習慣

足腰よりも脳を鍛えろ!

頭はこの世で使え、頭は常に使え

「一日一知」を積み重ねる

語学学習は最高の健康法

日記を書くと脳が若返る

「何を食べるか」ではなく、「いかに食べるか」が大事

「二十里四方のもの」を食べれば長生きする

鉄分の多いサプリメントは、要注意

一日をキリッと始める冷水摩擦

棒体操で全身のバランスを整える

自分の体を毎日チェックする

寝具は硬いものを選ぶ

第三章 人間関係 家族や人との関係を無理なく楽しむ8の秘訣

口八丁、手八丁、足八丁の「二十四丁」で生活する

歳を重ねたら必要なのは「お金」より「人」 常にスマイル、楽観主義で

オシャレをしなくなった日から「老い」が始まる

若い人からも学ぶ謙虚さを持つ

どんなときでも人生に楽しみを見つける

依存しないことが大事 常に「Going my way」で生きる!

「人にしてもらう生き方」ではなく、「人にしてあげる生き方」をする

自由とは独立するということ

第四章 命をつなぐ いきいき、のびのび子どもが育つ12のアドバイス

三郎は「やり手」だからね

私はあなたの味方ですよ

人を育てるときは、目をつぶってでも褒める

親が希望を失うと、その日から子どもはダメになる

子どもの「やりたい」という気持ちを汲んで、実現させてやること

 それは親の義務である

子どもについていけば、そこから教育が生まれてくる

子どものやる気をじっと待つ

最後までやり遂げさせると、自信につながる

大事なのは「教えること」ではなく「わからせること」

子どもから離れないことが大事

科学には限界があるが、愛情に限界はない

小さきは小さきままに折れたるは折れたるままにコスモスの花咲く

あとがき

特別付録&おまけ

 

・元気なおじいちゃんです。95歳から世界中を飛び回って講演活動をするようになり、そのために必要な中国語やロシア語をそれから勉強した、ポルトガル語は101歳、フランス語は102歳から学び始めたとか、外国語を学ぶときはその新しい言葉で日記を書くようにしている、とか、外国語毎朝5時に目を通す、とか、2人の脳性小児まひのお子さんを抱えながら、しいのみ学校を創設し、とことん子どもと向き合う。子どもたちの気がすむまでつき合う、時間はかかるけれども子どもの側から忍耐力を引きだし、自信につながる喜びを経験させるにはこれしか方法がない、教えるのではなくわからせる、この違いがわかってこそ本当の教育。長男がしいのみ学園が開園したとき、「小使い」という名刺を差し出して挨拶しているのを見て、一人前になったとしみじみ感じ入った、とありました。

・いやはや、恐れ入りました。