坂の上の坂 55歳までにやっておきたい55のこと 藤原和博

2011年11月25日第1刷発行 2012年2月14日第8刷

 

帯封「坂の上に『雲』はなかった‼ ◎年金 ◎雇用 ◎医療 ◎災害… 男性79歳、女性86歳という平均寿命までの長すぎる時間を、どう過ごすのか? この本を読めば、あなたの人生、大きく変わる。」

 

目次

第1章 世の中を信じる

第2章 幸せは自分の中にある

第3章 “いい子”は、もうやめる

第4章 会社を利用し尽くす

第5章 消費の作法

第6章 コミュニティをシフトする

第7章 パートナーと向き合う

第8章 死とお金を考える

第9章 本当に必要な備えをする

 

はじめに 『坂の上の雲』から「坂の上の坂」へ

序章 人生のエネルギーカーブに気をつけよ

第一章 世の中を信じる

1 無謀なことをやろうとするほど、人は応援してくれる

2 リスクを小さくする方法は、自ら生み出せばいい

3 自分の時間と、自分の仕事を取り戻す

4 組織の本質というものを、そろそろ知っておく

5 あえて危機を演出することが、自分を成長させる

第二章 幸せは自分の中にある

6 ときには、逃げてみる

7 自分なりの「豊かさ」を定義する

8 テレビをリビングから追放しよう

9 「孤独」を癒せるツールを見つける

10 なんとなく心地良いもの、に安易に流されない

11 自分を不幸にしているものに気づく

第三章〝いい子〟は、もうやめる

12 〝いい子〟だったことを、認識する

13 〝頑張る教〟はもうやめる

14 〝いい子〟を降りると、手に入るものがある

15 身体のシグナルは価値観の転換期と知る

16 正解のない時代になっていることに気づく

17 修正主義で、まずは一歩踏み出し、前に進む

第四章 会社を利用し尽くす

18 組織に棚卸しされる前に、自分の棚卸しを

19 優先順位をはっきり意識する

20 組織内自営業者になる

21 企業と自分の理念の接点を見極める

22 リスクヘッジと大胆なチャレンジは両立する

23 生きた証は会社ではなく、家族に記憶される

24 外国人にも理解できるよう、履歴書を書いてみる

25 自分で本を出し、講演できるスキルを身につける

第五章 消費の作法

26 海外のブランド物より、日本の文化と技術

27 〝業界の常識〟に惑わされない

28 世界からコストを押しつけられていると知る

29 不動産は「投資家目線」で買う

30 投じるのは「資本」ではなく「気持ち」

31 愛情ある投資が、ものの価値を育てる

32 タダでやっておいたほうがいい仕事がある

第六章 コミュニティをシフトする

33 会社以外のコミュニティを早めに探しておく

34 まずは、名刺を出さない練習から

35 相手と自分との間にリンクを張る

36 印象を残すには、あえてマイナスの話をする

37 得意分野の力を発揮できるコミュニティを選ぶ

38 学校を支援することで、若返る

第七章 パートナーと向き合う

39 「二人主義」の準備を、早めに始める

40 奥さんのことはわかっていない、と認識する

41 女性にもり立てられ、男は強くなる

42 夫婦で、地元のいいお店探しをする

43 男っぽい発想の仕事に夫婦で取り組んでみる

第八章 死とお金を考える

44 死ぬということについて真剣に考えてみる

45 惰性で払っていた生命保険を解約する

46 金利のかからない借金に切り替える

47 「クルマ」という幻想を見直す

48 不安材料を書き出して「可視化」する

第八章 本当に必要な備えをする

49 いざというときの〝疎開先〟を見つけておく

50 第二の故郷作りは、土地に根づくことから

51 貢献することが、自立につながる

52 インターネット上にも居場所を作る

53 生ツイッター、生フェイスブックのすすめ

54 身体を動かし体の資産づくりをする

おわりに

55 「坂の上の坂」世代の大事な役割、孫育て

 

・『ピーターの法則』(L.J.ピーター、R・ハル著、田中融二訳・ダイヤモンド社)は「あらゆる組織は無能化する」という一般原則を指摘。理由は「時が経つにしたがって、階層社会のすべてのポストは、その責任を全うし得ない従業員によって占められるようになる傾向がある」から。「パーキンソンの法則」(あらゆる組織は肥大化する)も知っておいてほしい。

・50歳までに本を一冊出すことに挑戦してほしいと著者が訴えている点は納得できる。確かに私も40歳で本の発刊に携わったが、その分野で過去10年かけて蓄積した知識・情報を3年かけて整理して本に問うたことでその分野の専門家の仲間入りを果たしたような気がした。その後もその分野を足掛かりにして更に専門性を広げることができたように思う。本を出版することの有用性を訴える著者の意見は賛同する。

・60歳を過ぎたら毎月多額の保険料が請求されることもある。60歳になって初めてその事実を突き付けられるより、50歳を過ぎる前に見直しすることを著者は勧める。