2010年9月15日第1刷 2010年11月11日第3刷
帯封「あなたは成功に値する 『タイム』誌、『ニューヨーク・タイムズ』紙が絶賛する傑出した指導力!バスケットボールの名監督が語る能力を最大に発揮する方法」「人生に対処するには、あなたは常に前向きでなければなりません。それが正しい方法だからというのではなく、それが唯一の方法だからです。―リック・ピティーノ」
はじめに
ひたむきな努力なしに成功する方法というのは偽物。これで十分だと思っても、さらにもっと努力すること。心をこめて常に全力を尽くすこと。
第1章 自尊心を高める
1 自尊心とは「謙虚な姿勢で自分を尊敬し信頼する姿勢」
2 自尊心が成功の土台になる
3 「自分は成功に値する」と確認できるか
4 人のせいにしているうちは伸びない
5 成功するかどうかは自分にかかっている。私たちは自分の船の船長。
6 どんなに批判されても信念を貫く
7 得意なことで才能を発揮するのが一番いい
8 時代のニーズに合わせて変化を遂げる以外に繁栄の道はない
9 信念を持ち、行動を起こし、努力を積み重ねよ。それまでは自尊心は本物ではない。
10 人前で相手を叱るのは禁物
11 ①一人一人が自分は重要な役割を果たしていると感じるのを手伝う②組織が重要な使命を担っていることを強調する③一人一人の努力を高く評価する④組織の中で目立たない立場の人を大切に扱う⑤人々を前向きにすることの重要性を忘れない
第2章 高い目標を設定する
12 中途半端な夢を持つな
13 夢は目指すべき理想。目標は達成すべきことを明確に示す日々の青写真。
14 先延ばしにしたいことをやり遂げるよう自分を律することで、自分が弱みを克服するために努力していることを実感できる
15 短期的目標を次々と達成する
16 高いレベルにまで目標を上げ、それを達成する方法を確立する
17 精神力とは楽しくないときでも全力を尽くすこと
第3章 常にポジティブでいる
18 ポジティブな姿勢を維持する
接戦の際には「安心しろ。こういう状況に備えて練習してきたのだから、練習の成果を発揮すれば必ずうまくいく」と自信を持つよう指導い、成果を上げてきた。
19 自分の気持ちをコントロールする
20 周囲の人たちもポジティブにする
21 チームが負けているときは一人ひとりの精神状態を気遣い、自信を持つように励まさなければならない
22 組織全体の雰囲気づくりに大いに貢献する資質を持っているのに、ネガティブな姿勢のために周囲の人に悪影響を与えている、と失敗体質の人には指摘することが必要
23 世話をしたがる人、午後は早退して遊びに誘う人、仕事中毒と呼びのんびりしようという人とかかわってはいけない
24 不測の事態に直面したときこそ、プラスになる要素を見つけ、ワクワクする貴重な経験と捉えて、ポジティブな姿勢で道を切り拓いていく
25 今この瞬間を大切にして生きていけば自分を幸せにできる
第4章 良い習慣を確立する
26 間違った習慣では向上しない
27 ①注意力散漫②開き直る③定時出勤を繰り返す④無駄話⑤私生活を職場に持込む
28 仕事のプロは集中力を乱さない。気分のむらがなく、いつも高いレベルで働く
29 毎朝、その日の目標全てを紙に書く
30 後回しにしたくなることを真っ先にする
31 毎日15分体を軽く動かす。体を鍛えて最高の健康状態を維持すること
32 身なりをもとに周りの人はあなたを判断することを一時も忘れてはいけない
33 ぶっつけ本番では成功はおぼつかない オフの時にこそ勉強して準備する
34 相手についてよく知っておく
第5章 コミュニケーションの技術を習得する
35 相手の目標達成を手伝うことこそ効果的なコミュニケーションの秘訣
36 直接、誠意を伝える
37 聞くことと話すことの適正な割合は4対1 4倍は相手の話を聞く 自分が勝つのが目標ではなく双方が勝つことが目標
38 ほんの数秒理由を説明するだけで相手の心理は劇的によくなる
39 相手の成功を手伝いたいという誠実な気持ちを言葉で的確に表現する
40 全体の利益が何かを皆に考えさせる 問題の本質を理解させ解決策を考えさせる
41 ややこしい問題を解決する唯一の方法は相手と心を通わせること 冷静に状況を指摘して気がかりなので解決したいと言うのが一番
42 相手の立場に立って相手の気持ちを察する
第6章 ロールモデルから学ぶ
43 練習すれば完璧になる、は不正確。完璧な練習によって初めて完璧になる
44 非凡な規律に従うことで、非凡な業績を上げることができる
45 賞賛するのではなくロールモデルを研究して長所を見習い取り入れる
46 自分流のやり方を常に改良し続けること 創意工夫がなければ時代から取り残される
47 成功に近道はないことを肝に銘じる
48 経験を積んだ人はすべきでないことを良く知っている 人生の先輩から学ぶこと
第7章 プレッシャーの下で活躍する
49 プレッシャー状況を乗り越えた子ども時代のチャレンジ精神を取り戻そう
50 プレッシャーは味方にし、ストレスは敵とみなせ
51 ストレスを最小限にする7つの方法 ①物事を広い視野で見る②規律に従う③今日のプレッシャーに集中する④大きな課題を細分化する⑤ネガティブな人に振り回されない⑥実行に費やす時間を増やし不安に費やす時間を減らす⑦プレッシャーを有効活用する
52 課題を整理して優先順位をつけ時間を有効活用する
53 偉大な選手は毎日自分にプレッシャーをかけて勝つ訓練をしている
54 失敗への恐怖を有効活用する
第8章 徹底的に粘り抜く
55 あなたを偉大にするのも、夢を実現するのも、潜在能力を発揮できる環境をつくるのも、すべては粘り強さにある。英雄が凡人と違うのは5分ほど長く勇気が続くからだ(エマソン)
56 成功を持続する人、しない人を分けるのは、一時の成功に酔いしれることなく卓越性の追求を生涯の目標に掲げているか否か
57 粘り強い人は不可能に見えるレベルにまでバーを引き上げ、その高みに達するのに必要な方法を確立する
58 PHD(poor hungry driven)年中、強い決意、熱意、勢いで新年の抱負に取り組む
59 ずっとひたむきに努力していると、それが習慣になり、途中でやめることができなくなる
60失敗から学んで強くなる 挫折からすぐに立ち直って挑戦を続ける粘り強さこそが成功のための肥やしである
第9章 逆境から学ぶ
61 逆境に立ち向かう姿勢を持つ
62 自分の弱みを見極め言い訳を排除して再び前進せよ
63 不可能に思われる状況だっても絶対に負けないという強い意志を持つことこそが逆転の秘訣
64 逆境に直面したときは基本に立ち返って正しい努力をすることが逆境克服の秘訣
65 粘り強さと揺るぎない信念を持つ以外に成功に辿り着く道はない
66 今日失敗しても品位を保ち立派に行動することで明日の成功につながる
67 悲劇に直面したときには精神的にタフになって耐えるしかない 屈したらお仕舞
第10章 成功した後で生き残る
68 成功しても旅は終わらない 旅は終わったと思った瞬間に怠け癖がつく
69 成功の蔭に潜むウイルスは人の心を侵して坂道を転げ落とす
70 自尊心が慢心、傲慢になると転落する
71 何かを成し遂げたら検証せよ 努力により成功したことを実感できる
72 成功を収めても常に改善に努めなければ生き残れない
73 落とし穴を避けるには常に競走すること、自分と競争すること、新しい目標を設定する
ストイックな生き方だと思う。が、これしか、成功し続ける道がないのも事実だと思う。2023年元旦