自助論 Self-Help 「こんな素晴らしい生き方ができたら!」を実現する本 サミュエル・スマイルズ/著 竹内均/訳

2013年9月25日第1刷発行 2016年5月10日第3刷発行

 

帯封「読み継がれて150年 世界中で成功者を生み続けてきた不朽のバイブル!」「人生は自分の手でしか開けない!・今日一日、何を考え、何に手をつけるか!・自分でつくれる一番大きな『資本』・努力が苦でなくなる法・人生の転機を見抜く才覚、生かす才覚・人生の師・人生の友・人生の書 ・人格は一生通用する唯一の宝だ!」

表紙裏「『もっと大きな自分』、そして『もっと大きな世界』へ! この本は、必ずあなたの『一生の恩書』になる! この本は、いい人生、つまり物心ともに豊かな人生、『達成感』にあふれた人生を生きた人々のエピソードと自己実現法を書いた実例集、セオリー集である。自分の夢がどんなものであれ、その実現法が必ずこの本のなかに書かれている。」

 

目次

1章 自助の精神―人生は“自分の手”でしか開けない!

2章 忍耐―努力が苦でなくなる法

3章 好機は二度ない―人生の転機を生かす力

4章 仕事―向上意欲の前にカベはない!

5章 意志と活力―自分の使命に燃えて生きる!

6章 時間の知恵―「実務能力」のない人に成功はない

7章 金の知恵―楽をするためには汗をかけ!

8章 自己修養―頭脳と心・体の効率のよい鍛えかた

9章 すばらしい出会い―人生の師・人生の友・人生の書

10章 信頼される人―人格は一生通用する最高の宝だ!

訳者のことば-竹内均

 

・人間は、読書ではなく労働によって自己を完成させる。つまり、人間を向上させるのは文学ではなく生活であり、学問ではなく行動であり、そして伝記ではなくその人の人間性なのである。

・「時間とは消滅するものなり。かくしてその罪はわれらにあり」オックスフォードのオール・ソウルズ・カレッジの日時計に刻まれた言葉。

・ビジネスを成功させる6つの原則①注意力②勤勉③正確さ④手際のよさ⑤時間厳守⑥迅速、これに加えて⑦すばやい直観力⑧計画を断固やり抜く意志⑨世渡りする上での如才なさも必要だ。

・家族を愛することが社会全体を愛するための第一歩である(政治思想家バーク)。

・25歳までに人格をみがき上げなさい。そうすれば、あとは順調に進むだろう(海軍将校コリングウッド)。

・目下の者にどうふるまうか。真の人格者であるかどうかを計るものさしとしてもっともまちがいのない方法はこれである。

 

とても常識的なことばかりが書いてある。以前に読んだ自助論と同じ内容だが、訳者によって多少強弱の付け方が違う気もする。但しだいぶ以前に読んだので、細かな違いは忘れてしまっている。もう一度別の訳者の内容も振り返ってみようと思う。