超訳 ヒルティの幸福論 世界で一番幸せになる「思考力」 カール・ヒルティ 齋藤孝(訳・解説)

表紙裏「読めば“今日の充実”が一生続く本 ヒルティの『幸福論』は、全世界の人々に読み継がれ、多くの知識人や学生に影響を与えてきた。それは、『幸福とは何か』というより『幸福になる方法』の具体的ヒントがあふれるほど述べられ、実践した人がその効果を実感してきたからに他ならない。これが、世界的名著である所以だ。」

 

明治26年東京帝国大学教授としてドイツから招聘されたラファエル・フォン・ケーベル先生が、ヒルティの『幸福論』を日本に紹介して以来、『自助論』(スマイルズ竹内均訳、三笠書房)、『学問のすすめ』(福沢諭吉、檜谷昭彦現代誤訳、三笠書房)とともに、ベストセラーになり、今日もロングセラーとして高い評価を受けている。

第1章 「心」を整えておだやかに生きる

第2章 「充実時間」をもっと増やす知恵

第3章 幸福に“直結”する仕事の方法

  43 「仕事を中断させること」も立派な仕事

  44 「身の丈に合った仕事」を確実にこなす

第4章 つらいときこそ「幸福」に近づいている

  53 「苦難こそ、幸福へ至る門」

第5章 あなたは世界一幸福な人になれる

  63 相手を深く知りたいなら、「人生の目標」を尋ねる

  66 こんな態度に、その人の“人間性”が表れる

    子どもたちや貧しい人々から信頼され、敬愛を集めている人は、すばらしい人間性の持ち主だと断定して間違いない。

  69 用心したい「顔つき」「性格」「態度」

  70 持って生まれた「器量」を高める法

    苦難に耐えたり、優れた友人を得たり、すばらしい結婚生活を送ったりすることにより、持って生まれた器量を高めていくことはできる。ネコはネコでも、雄々しく立派なネコになれるのだ。

  73 「人から好かれる人」3つの共通点

    1つは、あるがままの自分を示し、とりつくろったり、隠し立てしない人

    2つ目の特徴は、気分にムラがなく、イライラしたり、押しつけがましいところがない人。3つ目の特徴は、バランスがよく、他者との距離をほどよく保ち、かといってエゴイスティックではなく、どんな人にも親切な人。

 

 当たり前過ぎて、普段、あまり意識していないかも。日常的、習慣的にこういうことを意識していくことが幸福への近道だと思う。