エルベの誓い 早乙女勝元

2001年11月5日初版

 

目次

1 「エルベのほとりで歌わん」

2 古都ドレスデンで考えたこと

3 爆撃の惨禍を語りつぐ

4 「エルベの誓い」の明暗

5 不戦と友好の町トルガウ

6 出会いの兵士ジョーのこと

7 ポツダム・ベルリン・若者たち

あとがき*フィルボット氏から聞く

 

・エルベの誓

第二次世界大戦末期、西と東からヒトラー打倒をめざして進撃したアメリカ軍とソビエト軍の兵士が、エルベ(Elbe)で取り交わした平和の誓い・・・(義井博・旺文社百科事典『エポカ』)

・著者は当事者の一人ゴルリンスキー氏に取材する。言葉は通じてなくても反ファシズムの1点で命をかけて戦ってきた者同士、共通の意志を確認するのに時間はかからなかった。毎年その日に思い出の地で交歓している。

・ポロウスキー氏は帰国後『エルベの誓い』なる記録をまとめた。邦訳本は出ていないが、朝日新聞85年4月26日にその名が出ていたことから知った。

・著者は日本人として初めてエルベの誓いの米軍側兵士の一人フィルポット氏にも取材する。