空くらい地くらい 2007年(全165話) 

21話~25話

2日ぶりにボンレが戻ってきた。スニムも含めて皆に心配させたことを謝る。ボンレは以前働いたお店で手伝い、高級なカルビ肉を沢山持ち帰ったので皆喜ぶ。映画終了後に目を覚ましたミョンジュはジョンフンから揶揄われる。塾を終えて一緒にムヨンと帰ろうとしたユナは昔イジメられた辛い過去をムヨンに話す。明るく乗り越えたユナをムヨンは尊敬すると言って足を怪我したユナをおぶさって塾を出ると、ちょうどジスがムヨンと出会う。ユナはムヨンとジスの関係が気になるが、二人は友達だと言い、何か納得できない。もしムヨンがジスを好きになったら勝てないと思った。ジスとムヨンは2人でカラオケに行く約束をしていたので思い切り発散する。ムヨンを追っかけているのがウナと知ったジスは、ウナが好き?と聞くが、ムヨンは友達、妹みたいな存在と答える。サンヒョンは義母に言われてウナを迎えに行き、ウナを車で家まで送った。サンヒョンは義母から頼み事をされることが多かったため、ウンジュは母に、サンヒョンはママの秘書でも執事でもないと抗議する。サンヒョンが“嫁入りみたいだ”とウンジュに内緒で言った話を義母にウンジュがバラしたため、サンヒョンは立場を失う。サンヒョンは家族だから手伝えることは手伝うからというと、ウンジュはイヤなことは我慢せず、言いたいことを言わないと、母には分からないからと言って口論になるが、ウンジュは最終的にはサンヒョンの言うとおり、母に娘たちと同様に彼のことも大事にして欲しいと言って事を収めた。ウナから呼び出されたジスは付き合っていないのか確認され、友達だと答えると、ウナはムヨンのことが大好きだからジスもムヨンが好きじゃないならと言って安心した。ウナはムヨンと似た者同志だと言い、ジスはウナならムヨンを安心して預けられると思う。ジスの兄がミョンジュに電話して、父ジョンフンに恋人がいて再婚するかもしれないと相談を受ける。ミョンジュは祝ってあげなければというがジスの兄は納得しない。ミョンジュはジスが父の恋人のことを知らないはずがないのに、ジスの兄が何を言っているか理解に苦しむ。そんなところにジョンフンからミョンジュに一杯やろうという連絡が入る。バーに入ると、ジョンフンから話があると言われ、ドギマギする。ジョンフンからミョンジュのことを考えると重いと言われ、てっきり振られると勘違いし始めたミョンジュはポロポロ泣き出すが、「俺の所に来てくれたら本望だ」というジョンフンの話はミョンジュへの告白だった。ジョンフンは、自分にはもったいないぐらい素敵な女性だから、負担と言ったんだと言うと、ミョンジュは嬉しくて大泣きした。ウンジュはサンヒョンを誘い外食した。サンヒョンがウンジュに、自分には気を遣うのに、なぜ家族には冷たいのか尋ねると、母は世間体ばかりを気にする、偽善は嫌だという。これからもサンヒョンを努力して愛し続けると答える。帰宅したジョンフンからミョンジュにプロポーズしたと聞いたジスも喜びを隠せない。スニムはミョンジャを連れて正月用の買い出しに出掛け、その際、カーディガンを買ってもらうと、ボンレにも買うように勧めた。ミョンジャは2人の母にカーディガンを贈ると、とりわけボンレは実子から初めてプレゼントを貰って喜ぶ。ミョンジャはジスに嬉しい報告をする。ジスの兄が再婚に反対していることをジスに伝えると、ジスは協力することを申し出る。ミョンジャはジスの父とダンスを終えて一緒に帰るが、昨日の告白に物足りなさを感じて不機嫌な態度を取ると、ジスの父はパラの花一輪をプレゼントして再度俺の所に来てくれとプロボーズする。再び笑みがこぼれるミョンジャの表情は幸せそのもの。元旦を明日に控えてボンレは皆に気兼ねして外で過ごすと言って寺に出掛けた。サンヒョンはウンジュを連れて実家に戻ろうとしたが、ウンジュは明日行くから泊まるのは嫌だ、小言を言われるだけだと言って言うことをきかない。サンヒョンは一人で実家に帰ろうとしたが、ウンジュの両親がウンジュを説得して嫌々ウンジュはサンヒョンの実家に一緒に向かった。ウンジュはキム家で料理を手伝おうとしたが、料理などしたことがないので、何をやらせても失敗ばかり。スニムは呆れ果てる。ボンレは寺でなくどこかの施設に顔を出していた。ウンジュの両親は価値観が違ってすれ違ってばかりいる。母はお金を出しているのだから感謝されるべきだと思うが、父はお金だけ出せばよいと言う考えが間違っていると思うので、二人は噛み合わない。互いに不満を抱えたまま我慢を続けている。ウナはムヨンに電話して元旦に映画を見に行こうと誘い、ムヨンは半ば強引に承諾させられる。夜になってもウンジュは周りが気になって眠れない。頭痛がしてお腹の調子も悪くなって、夜中一人で実家に帰ってしまう。帰る途中、ムヨンから兄の立場を考えてやってくれと言われるが、ウンジュは大勢の家族がいることが理解できない、明朝又来るからと言って車で帰った。翌朝ウンジュは散歩から戻った顔をしてサンヒョンの実家に戻った。サンヒョンはブスっとしてウンジュに口も利かずにウンジュを連れてユン家に帰る。サンヒョンが帰ると、ミョンジュは家族の皆に結婚すると報告する。家族が皆喜ぶ。同じ頃、ジョンフンも息子ジウンと嫁にミョンジュと結婚すると報告するが、ジウンと妻ミエは反対する。ミョンジュの家族も、相手がジョンフンと聞くや、母スニムから50歳代の中年で元教師と聞いて大反対。ミョンジュは結婚できないなら死ぬと言って立ち去ってしまう。ジョンフンの再婚にジスは大賛成だが、ジウンや嫁が反対する。恥ずかしいといわれたことに対しては甘んじて受けるが、それでも結婚すると言って立ち去ってしまう。ウナは両親に送られて映画館にやってきた。サンヒョンは湖の畔まで来て、昨夜一睡もしないで考えた結論をウンジュに伝えた。家族を愛せない人に自分を愛するのは無理だから、終わりにしようと離婚を切り出した。ジスが職場に出ると、ミョンジュがいた。二人とも少し暗い顔をしていたが、ジウンが反対していてもミョンジュは元家庭教師として一杯殴ってやれば大丈夫と言い、ジスは少し気分が晴れたと言って、封切された映画のポスターを持って映画館回りを始めた。映画館でムヨンとウナはジスに偶然出会う。ムヨンもジスも複雑な表情を見せるが、ウナは気付かず一人笑顔で喜んでいた。スニムが大反対する理由は自分が後妻で入ったので同じ苦労をさせたくないからだと泣いてミョンジュの結婚を反対した。