小説 徳川吉宗 童門冬二

享保の改革を展開した、リストラの先駆者の吉宗に学べとの帯封がついた書。寛政の改革天保の改革と並んで江戸時代の3大改革の一つを具体的に小説風に書いてある。人材の潜在能力を発揮させることもリストラ策の一つという観点は、正しく、ある意味では意外な着目点だと思う。リストラという言葉と離れて、別の上手い表現の仕方の方が伝わりやすいようにも思うが。