キャスターという仕事 国谷裕子

「キャスターの役割=自分の言葉で語る」(70p)
「法廷証拠の目的外使用の禁止という法律上の規定は、公益性の高い報道目的の使用にも果たして当てはまるのかと、視聴者に問いかけるべきであったと思う」(108P)
「見えないことを語る」(120p)「映像にないことに対する想像力の大切さ」「映像で見えないことをスタジオで伝えることの大切さ」(震災で傷ついた子供達が書いた作文を取り上げる際に、作文をかけなかった子供達が大勢いることに思いをはせることができるかどうかについて言及した重松清さんの発言に触発されて)を訴えている。
同調圧力に抗すべきメディアが同調圧力に加担するようになっていないだろうか」
(159P)
英オックスフォード辞典は2016年「post-truth」をこの年の言葉として選んだ(241p)。