世界2019年4月 ベネズエラで何が起きているか 伊高浩昭

共同通信記者 1967年以来、ラ米全域を取材。
埋蔵量世界一の産油国当てが外れた早期打倒、危険な人気高揚策、ネオコンの狙い、
チャベス登場、巨大政権党結成、南方軍の戦略、分岐点となった「捩れ」、現代のファシズム・・・小項目をあげただけだと、アメリカ(オバマ・トランプ政権)によるマドゥーロ政権打倒計画に基づくグアイドー擁立作戦の持っている危険な意味合いが十分伝わらないかもしれないが、キューバとの国交正常化の直後にベネズエラを敵視する政令を出したアメリカ、またそれを支援する日本政府の方針は正しいのかという筆者の問題提起はなるほどと頷けるものがある。