第1回 群衆心理のメカニズム
群衆心理の5つの特性・傾向
① 衝動的で、動揺しやすく、昂奮しやすい
② 暗示を受けやすく、物事を軽々しく信じる性質
③ 感情が誇張的で、単純であること
④ 偏狭さと横暴さと保守的傾向
第2回 「単純化」が社会を覆う
群衆は正しく推理する力をもたない
群衆は心象(イマージュ)で物事を考える
言葉は心象を呼び出すボタン
群衆化と連帯は似て非なるもの
第3回 操られる群衆心理
指導者たちの用いる3つの手段「断言と反復と感染」は永続的効果がある。
第4回 群衆心理の暴走は止められるか
一方で「群衆は、巧みに暗示を与えられると、英雄的精神、献身的精神をも発揮することができるのである。しかも、単独の個人よりも、はるかにこれを発揮することができさえするのである」とも書いている。そこから「道徳的群衆」「英雄的群衆」の可能性を指摘する。
この書籍の内容を悪用する人物が誕生しないことを祈るのみである。
むしろ道徳的群衆や英雄的群衆が誕生することこそが望まれる。