宗教の凋落? 100か国・40年間の世界価値観調査から ロナルド・イングルハート著 山﨑聖子訳

2021年9月10日第1版第1刷発行

 

目次がない本は、珍しい。目次を、打ち込んでみた。素人には相当難解でした。

 

序文

第1章 生殖・繁殖規範から個人選択規範へのシフト

    信仰心、そして生殖・・繁殖規範から個人選択規範へのシフト

    高所得国において近年加速する世俗化

    世俗化が加速する仕組み

    まとめ

第2章 宗教の重要性

    宗教と経済成長

    宗教が世界の各社会に及ぼす永続的な影響

    近代化―宗教権力から国家権力へのシフト

    近代化と持続する伝統的価値観

第3章 世俗化論争

    世俗化の定義

    安心感の役割と経済格差

第4章 進化論的近代化論と世俗化

    信仰心、そして生殖・・繁殖規範から個人選択規範へのシフト

    検証する仮説

    データと手法

第5章 世俗化する背景―個人選択規範の台頭

    先進国における世俗化の加速

第6章 世俗化する背景―不安感

    4つの理論(1)イデオロギーの近代化(2)近代化と社会的なつながり

    (3)近代化と生存への安心感(4)宗教市場理論

    文化的変化が起こるまでのタイムラグ

第7章 高所得国で加速する世俗化

    世代間での信仰心の変化

    米国―世俗化論への反証として引き合いに出されてきた国

    神の存在についての信念

    高所得国において世俗化が近年加速している理由

    まとめ

第8章 宗教に代わるものとは?

    世界は米国化しているのか、北欧化しているのか

    北欧流の融合―プロテスタント倫理と福祉国家の組み合わせ

    世界は北欧化していくのか、中国化していくのか

    環境保護

    民主主義へのコミットメント

    幸福への伝統的な道筋と近代的な道筋

第9章 スウェーデンですら権威主義的な拝外主義政党が台頭するようになるのはいつか?

    権威主義的反射行動―永続的な現象

    急速な文化的変化への反動

    信仰心の希薄化は腐敗や犯罪をもたらすのか?

    個人選択規範へのシフトは行き過ぎてしまっているのか?

    移民という解決策

第10章 次成る展開

    深化しつづける神

訳者あとがき

付録

参考文献