自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術 吉原珠央 

2019年7月30日第1刷発行 2020年1月30日第16刷発行 

 

帯封「あなたの話はムダだらけ。発する言葉に魂を込めろ! 信頼される人の話し方・決定版 10万部突破!」「無駄な会話をしていては、仕事も人生も好転しない! ・ニコニコしている人ほどあなたへの評価は厳しい ・一歩踏み込んだ質問をしない人がダメな理由 ・「信仰、政治、病気」の話題を避けるな ・「雑談」をうまく切り上げる方法 ・手を止めて雑談する美容師にはなるな ・話したいことの5割はカットせよ ・当たり前のことばかりを発言するな」 

裏表紙「巷の『話し方』の本には一番大切なことが抜けている。それは、会話では『自分のこと』ではなく『相手のこと』を話すということ。自分の話をやめるだけで、仕事も人間関係も俄然よくなると著者は断言。そこまで言い切れる根拠とは?『相手は自分の話に興味を持っていない』『〈自分をわかってほしい〉と思うことほど傲慢なことはない』『プライベートなことを聞かないほうが失礼である』等々、普通の人が気づけない会話の盲点を指摘。仕事や人間関係が面白いほどに好転し始める話し方を網羅した一冊」 

 

・「自分よりも大変な思いをしている人がいるはずだ」という考えを頭の中から外してはいけない(17p) 

・「出会ったら、相手のことを3つは知ろう」という意識で、3つ質問したり、3つ気になることを話題にしてみたりする(19p) 

・私たちに必要なのは、相手の役に立てることを考え抜く習慣なのです(98p) 

・落ち着きのあるスピード感と高すぎないテンション、明るい声のトーンがベスト(119p) 

・アピール=目の前の相手のニーズに合わせて、自分が貢献できることを示す(197p) 

知らない人を言葉で喜ばせるという習慣を取り入れてみましょう(243p) 

(AI時代であるからこそ)この先、会話の中で「心を揺さぶる人」であることが、社会の中で選ばれる基準となっていくのではないでしょうか(259p) 

・質問に答えるだけの人にならないための重要なポイントは2つ、①最初と最後に相手の名前を呼ぶ、②相手がしてくれた質問と同じ質問を返す(270~271p) 

「情報×相手の個性・魅力」をうまくかけ合わせた本気のゴマすりができれば、相手に快く感じてもらえる(273p) 

・相手の話したいことや話したこと、相手の魅力や相手が気づいていないことに着目して、たった一言でも心に刺さる反応を探すべき(283p) 

 

あとがきで「心が通う会話」を心がける著者だからこそ、「雑談はムダ」「自分のことは話すな」と断言できるのだと思います。どのような言葉を使うのかは絶えず意識してきたつもりですが、まだまだ不十分であることを痛感させてくれた一緒でした。