モレスキン 人生を入れる61の使い方 堀正岳・中牟田洋子・高谷宏記

2011年9月8日第1刷発行

 

帯封「モレスキン社制作協力! 生活、仕事、勉強、趣味、アート、遊び、育児、料理…他『伝説のノート』と生きる 61人それぞれの活用法 ともに旅し、考え、表現する。ともに喜び、悲しみ、苦悩する。『人生の相棒』としてモレスキンと暮らすヒント。」「ヘミングウェイピカソゴッホチャトウィンの時間が刻まれた世界で一番愛されるノート 待望の世界初ガイドブック‼ 記録・発想・個性を刺激する75の使い方 モレスキン『伝説のノート』活用術 自由であるがゆえに世界中でその使い方が熱く議論される奇跡のノート。その中から仕事とプライベートで今すぐ実践できる活用法を厳選して紹介。ライフハックDIYカスタマイズ術・組み合わせ文房具も多数掲載‼」

 

恥ずかしながら、本書で、私は、モレスキンノートなるものを初めて知りました。が、知らなくとも、これまで私は長年にわたって、小型の手帳を数種類使いこなし、同時にスマホのノート機能のあるアプリも幾つか使いこなしているので、自家製のモレスキンノートとも言うべき形で同じような利用をしているのに気付かせてもらいました。いつか「私の個性的なノート活用術は人生をとても豊かにする」というようなエッセイを書いてみたいと思います。

それはさておき、本書はモレスキンについて次のような特徴を述べ利活用を勧めています。

 

モレスキンノートとは何か?

 モレスキンとは「まだ生み出されていない白紙の未来」である、モレスキンとは「浪漫」である、モレスキンとは「終わりなき好奇心の物語」である、など。掴みはGood!です。

 

Chapter1 モレスキンと記録

 賢人たちの格言からノートを始める、とにかく「貼る」「引用する」は実践させてもらっています 7つのモレスキンノートを同時に使いこなす、という強者がいる、と知り、私もまだまだと反省(私のノートは3~4種類を使いこなすのにとどまっていました。日常の課題を書き出すノート、格言を書き出すノート、特に好きな格言を書き出すノート、最後に論語を書き写すノートなどです)。

 

 Chapter2モレスキンと日常

 ログを残し、読み返すために工夫する

 左ページ上部 タイトル

 左ページ左脇 日付・時間

 左ページ残り タスクリスト等確定要素

 右ページ左半分 コメント・疑問・結果・考察

 右ページ右半分 備考・改善点

 確かに見開きでこういう使い方はあってよいように思います。

 

 書き出してなければ、それは考えではない (これは結構強烈ですが、真理です!)

 

Chapter3モレスキンと旅

 旅の片片を集める「旅友モレスキン

 (私も旅先で入手した旅先の片辺を貼り付ける手帳を旅先ごとにつけていました!)

 (また、旅先から送るモレスキンノートの絵葉書にあるように、もっと絵葉書は送っておけば良かったなあ!と思います)

 

Chapter4モレスキンと私

 モレスキンにマンホールをコレクションする(これは時々不思議なマンホールを見かける機会が増えるにつれ、実行しておけばよかったと思い、反省しました)

 ローマは一日にして奈良漬け、オヤ辞林も一日にして奈良漬け、など、は余り笑えない。

 勝つために何をすべきか知るノート (これは実際、実践している)

 

Chapter5モレスキンとアート

 軽量化していく光と影の世界 これは全く知らなかったし実行しようともしていなかった!恰好いいので、これだけでも見習って勉強してみよう! 要は一種の影絵の世界です!

 

Chapter6モレスキンと人生

 写真をノートに記録する、という手法を掲載している。確かにノートはノート、アルバムはアルバムと別々に管理していたので、今度時間を見つけて一体化させてみよう!写真とともに記憶がよみがえるので一体化はきっとそれなりに意味があるものと思う。

 健康記録はスマホのアプリで代用している。手書きの効用はあるのかな?

 

いずれにしてもモレスキンノートの効率は高いと思うが、それに匹敵するそれぞれの個人ノートをテーマ別で利用するのが(モレスキンノートを使うかどうかはその人の好き嫌いによるでしょうから)一番良いと思う。大事なことは必要なその瞬間にパッとメモを残すこと、そしていつでも見返すことができるようにすることだと私は思います。恐らくモレスキンノートはそれが容易にできるので長い間多くの愛好者を掴んできたのだと思います。