1分見るだけで頭が劇的によくなる瞬読式ノート術 山中恵美子

2022年7月28日初版第1刷発行

 

表紙「右脳を刺激するインプット法で、判断力、記憶力、想像力、集中力、アイデア力、思考力、あらゆる能力が一気にUP! STEP1イメージ化×色ペンで99%忘れない『右脳ノート術』 STEP21ページ1秒“見るだけで”復讐『瞬間記憶法』著者累計20万部!突破シリーズ最新作!」

 

私のノート術とは違うが、知識の整理には役立った。右脳を刺激することが能力開発の上では有効であること(顕在意識・言語能力は左脳で、潜在意識・イメージ力は右脳で司り、前者は5%、後者は95%らしい)、自分の頭で考え新しい発想を的確に瞬時に相手に伝える能力を開発することが今の時代は重要だという著者の主張は賛同する。情報処理能力と自分で答えを出す力を引きだす方法として瞬読式ノートを編み出したと著者はいう。恐らくそれなら瞬読ノート以外でも恐らくその人その人ごとにそれぞれ能力アップさせるのに一番向いている方法があると思うので自分で何が良いのか他人のアイデアも参考にしながら、自分なりの方法を開発するのが一番良いのではないかと思う。著者の方法を参考にして能力開発されたという人がいるのであればそれはそれでよいことだと思う。要はイメージ化をしてそれを外に表す(アウトプットする)仕方の問題なので、それは色々なオリジナリティがあってよい。私の場合は著者のようなイメージ図は使わないが、俯瞰図をいつも頭の中で書くようにしている。必要な時には大きな白板に4種類のペンを使って図解することを心がけている。複数の人と共有するのにはこの方法が一番だと思う。これだと共通理解が得られ、形に残り、後で見直しても1秒とは言わないが、10秒も見返すと、登場人物、その人のポイント、時系列を再生し、どういうデータに基づいて、何を話し合い、その時の課題は何で、それを解決する道すじをどうやって導いていくか、等、議論のポイント位は優に思い出せる。一から議論すると恐らくまた1時間位かかるのを瞬間にその地点まで自分たちを引き上げ、それぞれ今日までにこなしてきた課題・検討結果を会議の場で発表しながら議論して更によりよき解決を見出していく。そんなやり方をしているので、著者のイメージ図と一部重なるが、全部が重なるわけではなかった。が、やはり人それぞれのやり方があるのだなということを再認識することはできた。