2022年11月9日初版第1刷発行
裏表紙「POINT ☑水辺を起点に東京の歴史・地形を楽しむ ☑水の都市・東京を3つの視点で捉え直す ☑下町から多摩地域までを通貫し眺める ☑東京の多種多様な水の空間を再発見する」
表紙裏「考えてみれば、世界の有名な水の都市は、ヨーロッパ人のヴェネツィア、ブリュージュ、アムステルダム、そしてアジアの蘇州、バンコクなど、どれも平坦な土地にある。東京も今の中央区、江東区など、都心下町のエリアはまさに、これらに匹敵する水の都市だったが、東京が誇る水の空間はそれだけではない。本書では、江戸の鳥観図では十分に表現されていないこの巨大都市の西側に広がる山の手、さらにその外側の武蔵野台地、そして多摩地域にまで意識を拡大し、時空を自由に超えて、東京に潜む『水の空間』のユニークな姿とその面白さを描き出そうと目論んでいる。(『はじめに』より一部抜粋)」
はじめに 陣内秀信
第1章 都市と水辺
人がつくった都市の水辺 陣内秀信
Course01 隅田川
Course03 内濠と外濠
Course04 小名木川と深川
Course05 東京湾
コラム 人と水が関わり合う江東デルタ地帯 宮越昭鴨
第2章 東京の湧水
湧水から探る東京 松田法子
Course01 王子~赤羽
Course02 大井町~大森
Course04 お鷹の道~野川
Course05 落合~目白崖線
コラム 武蔵野台地が育む水、地下水と湧水 宮越昭鴨
第3章 東京の水源
東京礫層 東京の地下に広がる太古の水辺 齋藤彰英
Course01 武蔵野三大湧水池
Course02 羽村~狭山丘陵
Course03 青梅~御岳山
第4章 東京の水辺の未来
水の郷・日野 編集部
Course01 豊田用水~黒川水路
コラム 農のある暮らしの価値とその未来 氏家健太郎
あとがきにかけて 執筆者鼎談