心ゆさぶる本当の話 しばたま

2020年3月12日初版発行

 

心がポカポカ温まる話が満載です。マンガも優しい絵で、とても好感が持てます。

・ほっこりする話の中で、自分もこれから気を付けようと思ったのは、優先エレベーター編。

エレベーターに乗る時にバギーと一緒に母親が乗るのはいいとして、パパもついつい一緒に乗ってしまいがちだけど、パパは降りて他の人に譲り、階段で移動するというお話。これって意識さえすれば、当然そういう行動がとれるけど、意識しないと、つい一緒にエレベーターに乗ってしまう、ありがちな話の盲点を教えてくれています。

・キュンとする話の中で、これも反省の意味を込めて、いい話がありました。深夜の寝かしつけ編です。最近夜泣きしないで良く寝れるようになったと思ったママが、ある時、隣の部屋で、パパが夜中に夜泣きしないように赤ちゃんを抱いていてくれているのを見て、その姿にママがとても感動したというお話。

・ちょっと怖い話で、山道をてくてく歩く小さな男の子を見かけたドライバーが同乗させてあげて家の近くで降ろしてあげると、リュックを車の中に忘れて行ったので、ドライバーがリュックを男の子の家に届けてあげた。すると、家族が出てきて、男の子は実は既に亡くなっていて、リュックだけ見つからなかったけど、自分で持ち帰ってきたんだなあと父親が話す。これホントだったら、とてもコワい話ですね。霊魂があるのかないのか知りませんが、どうやったらこういうことが起きるのでしょうか。本当に謎です。