枕草子 清 小納言

小納言は役職名だから、清 小納言が正しいと思うのだが、一般的には清少納言とされているのはなぜなんだろう。それにしても大変博学な女性だったようだ。今からちょうど1000年前にこのような文学を残すというのは大変なことだ。

余りに有名な第1段。

春はあけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは、少し明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜・・・。秋は夕暮れ・・・。冬はつとめて・・・。

 

「暁」ではなく「あけぼの」を選んだ、言葉のセンスが抜群だ(佐伯真一)