NHK「100分de名著」 アンネの日記 小川洋子

あの過酷な状況の中で、14歳の少女が、ユーモアたっぷりに、日常を物語風に書き残す。そしてそれが後世に世の中に出るであろうことを期待し、それが世の中からどのように受け止められるであろうかについても分かっていたとすれば、一人の天才少女なんだということを初めて認識させられました。本書は原作ではなくあくまで入門書ですが、原作を手に取ってみたくなる入門書であることは間違いないです。