表紙「音楽・文学・美術・芸能…人生の楽しみが増える知性の磨き方 見る・聞く・読む・コメントする—頭のいい『鑑賞』の手引き」
帯封「手っ取り早く教養人になるための指南書!〇〇最初に出会うべき作品リストー何から見る・聞く・読むといいか 〇作品の『目の付けどころ』はここ! 〇これだけ知っておけばよい予習ポイント 〇『ツウだ』と思われる感想の話し方-この本のステップに沿って進めば、おもしろいほど教養が身につく!」
表紙裏「家族や友人とクラシックコンサート鑑賞、あるいは美術や古典芸能鑑賞。そんなとき、「良かった」「すごかった」と言うだけでは教養を疑われてしまう。しかし、本書にしたがって鑑賞のポイントを押さえるだけで、すぐに「通」になれる!多岐にわたる分野からの教養が必要な小論文の指導者にして文学翻訳家、クラシック音楽批評家でもある著者が、人生に役立つ教養の身につけ方を初心者向けに手ほどきする一冊。」
目次
第1章 「大人の教養力」とは何か―それは「知識」ではない
1 現代の教養とは
2 教養の効用
3 手っ取り早く教養をつける方法
第2章 クラシック音楽という教養力―テレビドラマ好きはオペラから入るといい
1 オペラのすすめ
2 オペラ以外
第3章 文学という教養力―人生を豊かにする頭のいい読書術
1 第一歩を踏み出すコツ―何から読むといいか
2 共感系のおすすめ作家リスト
3 謎系のおすすめ作家リスト
4 「文学への思い込み」を捨てると面白くなる
5 初心者でもハズレのない小説リスト
6 作品の「目の付けどころ」はここ!①テーマ②文体、スタイル③思想④場所、歴史
7 一人の作家を追いかけてみよう
8 これだけ知っておけば文学通
9 「ツウだ」と思われる感想の話し方
10 レビューを発信しよう
第4章 美術という教養力―絵の中の謎を解く楽しみ
1 第一歩を踏み出すコツ―何から見るといいか
2 次にどんな絵を見るといいか―謎系と共感系
3 謎系のおすすめ画家リスト
4 共感系のおすすめ画家リスト
5 作品の「目の付けどころ」はここ!①題材②構図③筆致④色づかい⑤輪郭⑥時代へのメッセージ⑦歴史への典拠
6 一人の画家を追いかけてみよう
7 これだけ知っておけば美術通
8 初心者がカン違いしやすい美術展でのマナー
9 「ツウだ」と思われる感想の話し方
10 レビューを発信しよう
第5章 日本芸能という教養力―日本人なら知っておきたい日本文化の源流
1 能楽
2 人形浄瑠璃文楽
3 歌舞伎
4 雅楽
おわりに
・レベルがある
レベルが高いと思われている芸術家とそうでない芸術家がいる。
前者はバッハ、ベートーヴェン、、ブルックナー、マーラーなど、後者はチャイコフスキー、プッチーニ、ドニゼッティなど。音楽通の暗黙の共通認識としてある。
徐々にランクを知る必要がある。
・初心者でも楽しめるオペラ演目ベスト10
1ヴェルディ『椿姫』
2レオンカヴォッロ『道化師 イ・パリアッチ』
3ヨハン・シュトラウス2世『こうもり』
9プッチーニ『ボエーム』
・トレーニングとして以下の曲を推奨
1バッハ『アリア』
3ベートーヴェン『エグモント』序曲
4シューベルト 歌曲『野ばら』
7リスト『ラ・カンパネッラ』
・おすすめサイト
The能ドットコム:入門 能の世界
・おすすめ入門書
・文楽入門
・雅楽 日本文化の源流に在る芸能
「千秋楽」「二の句がつげない」「塩梅」「とちる」「呂律が回らない」「打ち合わせ」「やたら」の語源はいずれも雅楽にある。
オペラ、能、雅楽は、まだ全然うといことを再認識。クラシックもまだ入門編を聞く程度か。
まだまだ教養として取り込むべき間口はほんとうに広い。