知立国家 イスラエル 米山伸郎

イスラエルを見習え」在日米国商工会議所の提言
NASDAQ市場では外国新興企業による新規上場件数で最大となっており、国民1人当たりのベンチャー・キャピタル投資額でも世界最大となっている。この国はイスラエルである。・・イスラエルの目覚ましい変革の秘訣は、外国直接投資、移民、至言再配分と統合、そして教育である。(69p)


イスラエルの教育方針は「問題に対する解決策」(ソリューション)を考え出す「自主・自立の精神」であるという。具体的には、「Be innovative」(革新的であれ)「勇気を示せ」「失敗を恐れるな」、そして「グローバルに考えろ」という基本姿勢が根幹にあるという(88p)

アメリカ生まれの未来学者ローレンス・トーブは、・・2030年頃までにアメリカが世界一の超大国の座から転落し、世界は儒教圏ブロック(中国、南北統一後の朝鮮、日本)、欧州ブロック、北極圏ブロック(アメリカ、ロシア)などに分かれるという大胆な予測をしている。また、儒教圏形成のカギとなるのは日本で、世界に対する覇権は儒教圏ブロック、欧州ブロック、北極圏ブロックの順で発揮されるという(107p)

「タルピオット」と「8200部隊」
乗り降りが自由で、早く迎えに来るミニバス。路線バスとタクシーの長所をそれぞれ取ったようなもの。それを実現するために複雑なアルゴリズムを開発したVia。2016年にテルアビブのベンチャーで「今年最も有望な会社ランキング」のトップに選ばれた(123p)

10年、・・イランのウラン濃縮用遠心分離装置8400台が破壊されてしまった。・・スノーデン氏は同年、・・「スタックスネットは米NSAとイスラエルの8200部隊が共同開発し、イランの濃縮装置に埋め込まれた」と証言(130p)

まだまだ続く。

アメリカ(トランプ)がエルサレムイスラエルの首都に認定するという背景は、単にトランプの国内における支持者向けのアピールだけではない要素がありそうだ。