2021年11月10日第1刷発行
帯封「オムツ替えて、荷物の再確認して、靴を履かせて……『なんで5分で出発できると思ってんの⁉』それ、私の言いたかったこと! と全国の妻、共感の嵐! SNSで話題沸騰。一人では受け止めきれなかった夫が思わずシェアした、切れ味鋭く、愛情深い言葉たち。」
「『夫の最もかけがえのない仕事は、妻に寄り添い、妻の話を聞くこと』
『結婚はたとえるなら毎日が文化祭前日』『ポンコツな夫は、ただ未熟なだけ』
『家事・育児に参加しない夫は、幽霊部員みたいなもん』『「"いる″と″コミット″は違うで」『夫婦は最小であり、最強のチーム』『完璧な妻ってね、特殊技能を持った天才なの』
伝え方ひとつで、あなたの夫婦関係も変わる!」
妻『妻のケアは夫にしかできひん。だから家庭における夫の最もかけがえのない仕事は、妻に寄り添い、妻の話を聞くこと。その役割から逃げたらアカン』
妻『結婚は共同創業と捉えたほうがいい。ビジョンを共有して役割分担できるか。どっちが仕事、どっちが家事とか関係ない。そういう結婚を『Co⁻Founder婚』と呼びたいのよ』
妻『そんなに汚れてないからと、一度着た服を棚に戻そうとした僕。…あんたは今タンスの中で汗の漬物つくろうとしてるんやで。ただの家庭内テロ』
妻『遅れるのはいいよ。ただ時間だけ伝えるのはやめて。“いま大事な議論だから”とか“最後の押しで決まりそうだから”とか、頑張りの熱量も一言伝えてほしいのよ。そうするとこっちも、家のことは任せろって前を向けるでしょ』
妻『僕は、ねぇご飯いこう?得意料理作って?海外住まない?と思いつきで喋っていた。・・・すべて『なんで?』と返された。
妻『どう?かわいい?って聞かれた時に、なんて答えたらいいかわからんことあるやろ?その時の正解教えたろか。『どう?かわいい?って聞いてくるとこがかわいいなぁ!』って言ってほしいの。』
「家事・育児に参加しない夫=幽霊部員みたいなもん=この部員が暴力したら即退部か解散よね」
「子育て・・の一番のストレスは、思考を分断され続けること・・これは最高の修行になった・・今では・・10分で深い思考にたどり着ける。だから私、思うのよ。働くママの中には、本能的なスピードで、その状況のベスト解にたどり着ける人、結構いるんじゃないかなって。それってすごい情報処理能力じゃない?ただ、日本社会の側にその才能を生かせる土壌がないのがもったいないよね」
僕『人生の成功ってなんだと思う?』妻『わからん。でもどう育てたいかはあるよ。“生きる知恵が働く人”。もしも将来、人と会うのが嫌になって社会不適合者と呼ばれても、自分の良い箇所を生かして家の中から学んで働けばいい。立派だけが自立じゃない。知恵を絞って生き続けることが成功なんちゃう?』
大黒柱ハラスメント、って言葉も、ドキッとさせられました。
妻『子どもの作品を見る時は、・・・のけぞって“えー!”と驚く。褒めなくていい、驚けばいいの。言葉って高度なのよ。もっと原始的に五感に響くようコミュニケーションとればええの。』
ツイッターだけでなく、解説もなかなかグッド。「ビジネスに話を戻すと、ある一定の時期までは自分本位で突っ走る突破力が必要ですが、ビジネスの歯車が回りだしたら、仲間がなぜあなたのために働いてくれたか、知る必要があります。それは巻き込む人間力も問われる問いです。メリット・デメリットだけではないところへの想像力が必要になります。子育ては、この想像力を養う機会になると考えています。」
文句なしに面白いし,為になる。もっと早く出会いたかった本でした。