大学に通うためにキャンパスの近くに引っ越してきた新入生ハジョン(ハン・ヒョジュ)は、道で出会ったスウク(イ・ヨンフン)に好感を感じる。古本屋で彼が働いているのを知ったハジョンは彼に会うために自分の本を売ったりまたその本だと気付かずに買い戻したり、スウクが自転車に乗っているのを知ると自分も自転車に乗る練習を始めたりと、彼の気を引くために色んな行動に出る。ある時、彼女が売った古本の中に一枚の家族写真が紛れていた。自転車で一緒にサイクリングするようになったハジョンだったが不慣れのために川に転落して足を怪我する。移動に自転車が使えなくなると彼が自転車の後ろにハジョンを乗せてくれることもあった。次第に二人の距離が少しずつ縮まるが、スウクも徐々に心を開き始める。スウクとの関係が中々進展しないことにもどかしさを感じたハジョンの友人ソニョン(イ・ウン)はスウクのことを調べて、彼は今も初恋の彼女のことが忘れられないと教える。ハジョンが父親の病院通いに付き添ったある日、病院で彼が車いすの女性の介助しているのを見かける。ハジョンの父親はアル中で弟を死んだ兄と比べて罵る日が続いていた。ハジョンは彼のバイト先に向かい、互いに秘密を打ち明けた。彼も両親が高校の時に離婚しどちらの親とも暮らさずに一人暮らしを始めた。ハジョンの母は小説を書いていたが、ストレスから酒に溺れていった。二人は馬券場に向かい、彼は体が小さくて勝てそうもないけれど楽しそうに走る馬にいつも賭けていた。古本屋に戻って世界地図にダーツを投げて世界旅行の気分を味わったハジョンは彼の頬に軽くキスした。彼はハジョンに口づけを交わす。スウクの彼女は事故で入院生活を送り何度も手術していたが、結局亡くなってしまう。大学を卒業したハジョンは地方公務員として働いていた。いつしかハジョンも彼が好きだった馬に賭けて馬券を買うようになっていた。そして遂に大穴を当てて世界旅行に旅立つ。弟も徴兵で頑張り目標を持って生き生きと父親と仲良く暮らしを始め、そんな弟にハジョンは旅行先の写真を送った(了)。