60分でわかる!心理的安全性 超入門 伊達洋駆

2023年6月6日初版第1刷発行

 

Part 1 なぜチーム運営で注目されるのか?

心理的安全性の重要性

001 心理的安全性とは

002 職場の心理的安全性をチェックする

003 職場の人間関係が重要な理由 ~心理的安全性の発展~

004 プロジェクト・アリストテレスの衝撃

005 心理的安全性の日本企業への急速な普及

006 不確実性を避けたい文化での心理的安全性の重要性

007 心理的安全性のイノベーション創出への貢献

008 目標達成へのハードルを下げる心理的安全性の効果

009 メンバー全員で心理的安全性を醸成

Column かつて日本企業は心理的安全性が高かった?

 

Part 2 組織のパフォーマンスを引き上げる

心理的安全性がもたらす効果

010 心理的安全性を高めると組織や仕事の改善につながる

011 心理的安全性がもたらす8つの効果

012 改善のための学習に集中できる ~①学習行動の促進~

013 情報共有のリスクが低下する ~②情報共有の促進~

014 ネガティブな要素が取り除かれる ~③パフォーマンスの向上~

015 言われなくても動くようになる ~④組織市民行動の促進~

016 アイデアが生まれやすくなる ~⑤創造性の向上~

017 仕事に充足感を抱くようになる ~⑥エンゲージメントの上昇~

018 組織や職場,仕事への満足度が高まる ~⑦職務満足の向上~

019 振り返りと問題解決につながる ~⑧メンバーの省察をもたらす~

020 環境変化が大きいほど効果がある

021 規制が強いと効果が弱まる

022 テレワークでも重要な心理的安全性

Column 心理的安全性は職場を支える基盤

 

Part 3 心理的安全性を高めるステップ①

マネージャーに求められる行動と考え方

023 マネージャーの10の行動が鍵を握る

024 相談しやすい環境をつくる ~①インクルーシブ・リーダーシップ~

025 理想を示して動機付けを行う ~②変革型リーダーシップ~

026 距離感と接し方の矛盾を両立させる ~③パラドキシカル・リーダーシップ~

027 自分よりメンバーを優先する ~④サーバント・リーダーシップ~

028 メンバーと対等にやり取りする ~⑤謙虚なリーダーシップ~

029 メンバーとの関係の質を高める ~⑥LMX を向上させる~

030 マネージャーの信頼を実感させる ~⑦被信頼感を高める~

031 文化の多様性に気を配る ~⑧文化的誤解を抑える~

032 誠実で公正な行動をとる ~⑨倫理的リーダーシップ~

033 統制するより尊敬を集める ~⑩パワーよりステータスを高める~

034 「強いマネージャー」から決別する

Column マネージャーが弱みを見せるための工夫

 

Part 4 心理的安全性を高めるステップ②

メンバーに適切に仕事を与えて支援する

035 仕事の与え方で心理的安全性は変わる

036 仕事の裁量を大きくする ~①自律性をもたせる~

037 メンバーを仕事で関わり合わせる ~②相互依存性を高める~

038 期待する役割を明確にする ~③役割明確性を高める~

039 メンバーに仕事を任せて頼る ~デリゲーションの4ステップ~

040 特にフォローが必要なメンバーの特徴

041 積極性が低い人へのフォロー ~①プロアクティブ・パーソナリティを支援する~

042 細部に敏感な人へのフォロー ~②情緒安定性に配慮する~

043 能力向上を志向しない人へのフォロー ~③学習目標志向性を高める~

044 周囲の目が気になる人へのフォロー ~④自己意識を弱める~

Column 心理的安全性が高まらないと「ダメな人材」か?

 

Part 5 心理的安全性を高めるステップ③

組織で安全な職場づくりを推進する

045 心理的安全性を生み出す職場の8つの共通点

046 困っているメンバーを助ける ~①ピアサポートを文化にする~

047 コミュニケーションを頻繁にとる ~②アジャイルに進める~

048 メンバーと関わる時間を増やす ~⑤チーム親近感を高める~

049 不機嫌な職場は大敵 ~④集団感情をポジティブにする~

050 心理的安全性が高いと衝突を生かせる ~⑤タスク・コンフリクトを活用する~

051 チームを組んでゲームをする ~⑥ゲームに取り組む~

052 ふざけ合って関係性を深める ~⑦職場で自然に遊ぶ~

053 プライベートに配慮する ~⑧仕事と家庭の相互作用を良好にする~

054 相互理解と関係構築が職場の心理的安全性の基盤

055 全社的な取り組みで心理的安全性を促進させる

056 評価のプロセスを納得しやすくする ~①手続き的公正を実現する~

057 日頃から学習する文化を醸成する ~②学習文化をつくる~

058 利害関係者への配慮を宣言する ~③CSR(企業の社会的責任)を推進する~

059 経営者と労働組合が協力関係にある ~④労使協力関係を目指す~

Column コミュニケーションのしくみ化と習慣化

 

Part 6 プラス面だけではない

心理的安全性を適切に活用する

060 心理的安全性のマイナス面 ~二重プロセスモデル

061 心理的安全性は高すぎると危険 ~個人・組織に起こる2つの問題~

062 職場の特性や仕事の局面で毒にも薬にもなる

063 集団を優先する職場と相性がよい ~集団主義個人主義で異なる運用~

064 結果を重視しすぎる職場には逆効果 ~功利主義の暴走を避ける~

065 問題解決が必要な局面では非効率 ~認知的柔軟性が高い集団は収束しない~

066 多様な年齢層の職場は要注意 ~年齢ダイバーシティが派閥を形成~

067 意思決定の局面では多様性が好影響 ~ジェンダーダイバーシティがプラスに働く~

068 フィードバックで自信を強化する ~効力感が発言力を高める~

 

心理的安全性とは、対人関係のリスクをとっても安全と思うこと

これが高いと、職場で学びが起こりやすくなる。

重要なはずだが、あまり高くない実態がある

 

余り耳慣れない言葉だったが、言われてみれば、確かにそうだなと思う。60分もかからない。ざっと目を通すだけなら本当に短時間で読める。そういう意味ではとても分かり易く構成され書かれている。