チャングムの誓い4 キム サンホン 金松伊:翻訳

2007年3月初版第1刷発行

 

韓テガムに呼ばれたチャングムは幼馴染のトジョミと再会した。トジョミは両性具有だったが、男性器は機能しないと報告し、去勢の手術を施した。それがトジョミを救う唯一の方法だった。事故で顔が変わったカドギと再会したチャングムだったが、カドギがおかみをつとめる店に李ドヘンが現れ、3つの事件の犯人がカドギであることをチャングムに教えた。目の前におかみのカドギがいたが、李ドヘンはカドギを捕まえなかった。内医女慮ベイはチャングムを皆がちやほやするので嫉妬心を燃やし、兄慮ホンスにチャングムの暗殺を依頼した。王妃になる予定の尹氏ママから懐妊の悩みを打ち明けられたチャングムは紫河車(チャハゴ)を勧めた。チャングムは兄ヨンギをカドギの店に連れて行った。カドギの指が曲がっているのを見てヨンギはカドギの顔が変わっていたことを知り、二人を涙ながらに喜んだ。二人は相思相愛の関係だった。その時、ホンスが現れチャングムに刀を振りかざすと、カドギがホンスと相打ちに持ち込み、二人は絶命した。慮ホンスの妹が慮ベイであることがバレ、慮ベイは晒し首になった。チャングムは22歳で御医女になり(普通なら40代半ばから60歳までになっていた)、医女の地位が高まり、国王は医女を娼妓として仕えることを禁止し医女たちの誇りを取り戻した。王后は出産を止めるようチャングムの忠告を聞くことが出来ず、出産後に命を失った。王はチャングムから王后を説得するよう頼まれていたが、出産も王后も共に救えと命じていたので王は大いに後悔した。御医が医女を快く思っていない洪セヨンに交代すると、医女への嫌がらせが始まり、御医との医術勝負が行われることになった。恵民署での対決は医女チャングムの勝利で終わった。柳スン(内医院の大臣)はチャングムをより一層頼った。王を看ていた御医はカゼと診断したが一向に良くならずチャングムを呼ぶと、王はカゼでなく胃胆焼症だった。時は経過し、54歳のチャングムは医女や医官に講義をしていた。チャングムは28歳の時に李ドヘンと夫婦になり、子を2人もうけた。殿下に呼ばれたチャングムは地方の医女教育に力を尽くしたいと希望を述べた。教育機関の費用はチャングムの兄と国が出すことになり、チャングムは宮廷を去った、