菜根譚 中国史上最高傑作の処世訓 洪自誠(湯浅邦弘)

明代の末期の作。
魚網の設くるや、鴻則ち其の中に罹る。蟷螂の貪るや、雀又其の後に乗ず。機裡に機を蔵し、変外に変を生ず。智巧何ぞ恃むに足らんや。

*人はつい目前のことにとらわれがちだが、背後に目配りをしないと、意外な顛末に陥る可能性が否定できない、という箴言です。