青年の大成 青年は是の如く 安岡正篤

世間の俗談に、臍から上を人格、臍から下を品行と称す、などというが、本当は人格が良くなれば、品行も良くならねばらない。
胎児の研究のことをneotenyネオテニーといいます。
ナポレオンも、ペスタロッチも、ニュートンも、ダーウィンも、東郷平八郎も、鈍物である。
佐藤一斎「重職心得箇条」の中に「重職たるものは、如何ほど忙しくとも、忙しと言わぬがよきなり」。
飯田黙叟は、昼は有栖川宮邸に仕え、夜は父の晩酌の相手をして、その余りの時間で「日本野史」291巻を完成した。これを考えると貧乏暇なしで何もできぬなどとは義理にも言えませぬ。
三上(枕ちん上、馬上、厠し上)。