しらべよう!47都道府県 郷土の発展につくした先人 ①開発 監修/北俊夫

2021年4月初版第1刷

 

センジンファイル001 秋田 栗田定之丞(1767~1827)

 能代市「風の松原」(砂防林 幅1km、海岸14kmにわたって)を作り、田畑を守る

 

センジンファイル002 栃木 印南丈作(1831~1888) 矢板武(1849~1922)

 那智川と箒川に囲まれた那須野が原那須疎水(全部で96km)を作り、農業地帯に

 

センジンファイル003 新潟 岡村貢(1836~1922)

 上越線の父 川端康成「雪国」の「トンネルを抜けると」はこの「清水トンネル

  

センジンファイル004 富山 赤木正雄(1887~1972) 

 白岩砂防堰堤(落差は計108m)を作る。洪水災害を減らす。

 

センジンファイル005 石川 枝権兵衛(1809~1880)

 のみで岩を掘り進め、七ケ用水の基礎を作る。

 

センジンファイル006 長野 坂本養川(1736~1809) 

 諏訪地方に15本の用水を作る。コメの収穫量が増える。

 

センジンファイル007 京都 田邉朔郎(1861~1944)

 琵琶湖疎水(全長18㎞、第一トンネルは2436m。当時の日本最長を更新)を作り、荒れ果てた京都を復興して近代化が進む。

 

センジンファイル008 香川 加地茂次郎(1869~1940) 

 石積みアーチダム豊稔池を作り、日照りによる水不足を防いで村の農民を救った。

 

センジンファイル009 鹿児島 松壽院(1797~1865) 

 種子島の女殿様だった松壽院は、波止場として「沖の岸岐」を完成させ「築島」を増築し、船の出入りを安全にした。

 

センジンファイル010 蔡温(1682~1761) 琉球王国(沖縄)を改革した大政治家 

  • 川を大改修②木を植える

 

 世界や日本の偉人として有名な人達の伝記を中心に読んできたが、そこまで世界的・国内的に有名でなくても、各地には多数の偉人がいたということを改めて学ぶ機会となった。このシリーズは国内の県別偉人伝を取り上げているので、しばらく読み続けたい。