ローザ・パークスの青春対話 ローザ・パークス 高橋朋子訳

今から57年前の1955年12月1日、黒人席に座っていたパークス氏は、人種差別に抵抗するために白人が大勢乗ってきても席を譲らなかっただけで逮捕された。それからバスボイコット運動がモンゴメリから全米に広がり、彼女は「現代公民権運動の母」と呼ばれるようになる。わずか60年足らず前の話であることに驚きます。しかし、今もアメリカでの人種差別問題は一向になくならない。根が深い問題なんだと思います。しかし希望を捨ててはいけない。正しいと感じたことを実行する勇気が必要だとパークス氏はこの本の中で繰り返し述べています。とてもいい書物だと感じました。