人生と陽明学 安岡正篤

1つには、出来るだけ長い目で見て、目先にとらわれないということ。
2つには、出来るだけ多面的に、或いは全面的に見て、一面に拘らないということ。
3つには、出来るだけ根本的に考察して、枝葉末節に走らないということ。
思考上の3つの大きな原則である(「言志四録」から)。

人は明快灑落(しゃらく)の処無かるべからず。徒爾に畏縮趑趄(シショ)するが如きは只々是れ死敬。何事をか済(な)し得ん