世界 2020年1月号 no.940

創刊75年だそうです。

 

特集1 自治のある社会へ

   「大阪都構想」の失敗と市民自治 森裕之(立命館大学

     党利党略を厳しく批判。また二重行政は既にない(8月21日松井市長発言)のに何を目的にしているのかと。財政的に割に合わないのだから反対されて当然だと。

     確かにその通りだ。

   そのほかにも特集記事は多々あり。

特集2 ポスト・トランプの課題

 

 それ以外に面白かったのは「刊行のパラドクスと地域コミュニティー小樽の刊行まちづくりの教訓」堀川三郎(法政大学)の論考。

 観光都市として成功した小樽が抱える問題点として、要するに観光で成功したためにかえって画一的な景観になってしまうというバラドクス的視点から、観光問題を考えようというもの。なるほどと思う。そういえば25年以上も小樽に立ち寄っていないことに思い至る。久しぶりに行ってみたいが、コロナ禍ではとても行けない。いつぞやはまた行ってみたい。

 

 片山義博の「日本を診る」134 大阪都騒動から汲み取るべき教訓

 コロナ禍という時期の問題、公明党の打算の問題、大阪都構想から東京都制を点検してみてはという問題提起。いずれもなるほどと頷く。