チャングムの誓い2 キム サンホン 金松伊:翻訳

2006年11月初版第1刷発行

 

ネシ(宦官)の韓ネオンに呼び出された下女のカドギを救い出すためにチャングムは老女の声をまねてネシを震え上がらせネシを立ち去らせた。韓ネオンは次にチャングムを呼び出すと、今度はカドギがその場に刃物を持って現れて韓ネオンに土下座を要求し韓ネオンは再び立ち去った。チャングムはノビアニ焼きで才能を発揮し王に出すノビニア焼きを任され、醤庫ママに秘訣を教わった。その際醤庫ママが関節炎だと聞き、五積散の服用を勧めた。チャングムの出したノビニア焼きは王が大層お気に召した。チャングムは御医女の張允に呼び出され、醤庫ママへの処方が適切だった理由を確かめた。チャングムは李ジョンヘ先生から医術を7年間習っていたからだった。張允はチャングムの医術が人並外れていることを知り韓ジョンヒに医女局で働かせたかったが、韓ジョンヒは許可しなかった。カドギが韓ネオンに追放されてウンジンに向かう船中で2人の男から乱暴された。17歳のカドギは2人に復讐を果たして逃げ出した。カドギが追放されて3年が経ち、チャングムが15歳になった時、カドギが行方不明になった事を聞いた。韓ジュンヒはチャングムがキキョウのあく抜きをしなかったことを非難しつつ、魚が身崩れしないよう工夫していたことを褒めた。李チョルソルはチャングムが褒められるのを苦々しく思っていると、韓ジョンヒから化粧の匂いがすると注意された。朴ヨンイはノビニア以降格を下げられて日の目を見なかったが愚直に精進し続ける姿を褒められた。韓ネオンは覆面の人物に襲われて失明した。カドギとチャングムの仕業だと思い込んだ韓ネオンは息子の朴サンギルに父の仇を討てと命じた。チャングムが王に出した料理の中に毒が含まれていたため逮盗庁の従事官李ドヘンはチャングムを逮捕した。これは謀略だった。朴サンギルから頼まれて李チュンソルがチャングムの焼くノビアニに毒薬を振りかけたからだった。王の側で使えるネシには宮廷内で絶大な権力を持ち、引退したとしてもそれは変わらなかった。李ドヘンの前でチャングムは韓ネオンとのこれまでの経緯を全て話した。李ドヘンは韓ネオン、朴サンギル、李チュンソルの陰謀を全て明らかにし、チャングムの濡れ衣を晴らした。

 

ストーリー展開は、ドラマとだいぶ違いますが、チャングムの才能を妬む同僚のグミョンが李チュンソルとして描かれ、チャングムにさんざん嫌がらせと謀略の限りを尽くしたチェ一族が韓ネオンと朴サンギルとして描かれている感じですね。