売上を順調に伸ばしたタンバムを法人化させるため社名をみなに諮り、スングォン提案の梨泰院クラスをセロイは気に入るが、地名をいれない方がいいとイソが助言すると、イニシャルを取って株式会社ICが社名となり、スタッフが原始メンバーとなった。セロイはタンバムだけが繁盛しても経理団通りの他の店も繁盛しなければ結局経理団通りの寂れた印象を変えられないと考えて他の店のインテリアやメニュー等の改善をボランティアで行い、近所の店から感謝されるが、イソやタンバムの他のスタッフの理解がなかなか得られない。チャン会長は、商売は人だというセロイを潰すため、タンバムに食材を卸す業者に独占販売契約を持ち掛けるが、業者は断り、自分は10年前のグンウォンの起こした交通事故を担当した刑事だったことを明かす。グンウォンはイソを引き抜くためにタンバムを訪ね、場所を変えた。イソは調子に乗ったグンウォンから10年前の引き逃げ事件を自ら起こしたことや身代わりを立てたことの自白を引き出して録音に成功した。イソはこれを公開し、長家グループの株価は暴落し、イソ、セロイ、カン専務、ホジンは会長の引きずり下ろす動きに出て、カン専務は解任動議を提出した。グンウォンの弁護士によれば裁判でも証拠不十分で無罪となる公算は高かったが、会長は自己保身を優先させて緊急記者会見を開き泣きながら土下座し、10年前のひき逃げ事件は長男がやったことを認めると、社会の信頼を回復させるのに成功して解任動議は否決される。カン専務は支店に飛ばされ、セロイと初めて飲み会を開くが、セロイはまだ諦めないという。カン専務は韓国の通貨危機で長家が危機に陥った時に救ったのはセロイの父が作ったコチジャンのタレ料理だった、その褒美がセロイが身につけている腕時計だと教え、バトンをセロイに渡す。グンウォンは懲役7年の刑を食らった。最強の居酒屋を決める料理番組の出演打診を受ける中、グンスはタンバムを辞めると言う。グンスの本気度が分かったセロイは頑張れと励まして退職を認め、グンスは長家に入社し、会長に跡を継ぐために経営を学びたいと父の会長に申し出た。ヒョニが性転換の手術を終え店に戻り、スアは梨泰院店管理から本社の仕事に戻りグンスの教育担当になる。最強の居酒屋でタンバムは長家グループを抑えて1位を獲得。タンバムへフランチャイズの興味を持つ大手投資会社が現れ、一気に勝負に出ようというイソを信じてセロイは合計100億ウォン以上の投資でフランチャイズ化を一気に進める。セロイは行方不明のチラシを作って黙々とタンバムの従業員トニーの父親を探していたが、実はトニーは常連客の金貸しばあさんの孫で、トニーの父親が事故で亡くなったのが分かった。最強の居酒屋を決める番組の第2回戦でも勝利したタンバムはグンスとスアも交えて飲み会を行うが、その際にグンスがセロイにイスを一度でも女として見たことがあるかと尋ね、セロイがないと答えると、イスは泣き出してその場から離れる。後を追ったセロイにイソは愛していると伝えるが、セロイは好きになるなと返答する。イソは大粒の涙を流し続けてその場を立ち去る。料理番組で2度もタンバムに負けた長家の会長は今度負けたら跡を継がせないとグンスに警告する。グンスは権限を持たせてくれと言い、番組直前にヒョニの秘密を暴露してヒョニの動揺を誘う卑劣な作戦に出た。タンバムはフランチャイズ化に向けて準備を進めていたが突如投資会社が手を引き、このため次々に他の投資家も投資を撤回したため騒ぎが大きくなり加盟店契約者はセロイに猛烈に抗議するが、セロイはタンバムの味はなにも変わってない、投資金がなくても、加盟店の皆様の信頼も大事なお金もフランチャイズ支援も必ず守ると宣言。セロイはトニーを利用したくないと言って大地主のトニーの祖母から融資を受けるのを拒むが、イソが祖母に頼み込み、犠牲も払わず信念を貫けると思っているのかとのカン専務の言葉をきっかけに、セロイも韓国のトップを目指す以上、変なプライドを捨てなければならないと考え直し、トニーの祖母に投資を依頼した。トニーの祖母は料理対決の番組で優勝したら投資すると確約。番組の直前、グンスはヒョニがトランスジェンダーであることをネットに流し、ヒョニは料理どころの精神状態でなくなるが、セロイやイソから掛けられた言葉で自信を取り戻し、強い決意の下に料理会場に向かい、見事優勝を勝ち取り国内最高の料理人となる。トニーの祖母は100億ウォンを投資し、セロイはフランチャイズ化を進め、4年後にはセロイは自社ビルを持ち、タンバムの原始スタッフは株式役員となった。グンウォンは4年の刑期を終えて出所し、チャン会長はすい臓がんで余命6ヶ月の宣告を受けた。グンスはまるで会長のコピーのようだとグンウォンが言うと、会長はだからこの地位に就く資格があると答える。余命の話を聞いたセロイは会長に電話をかけ、僕が罰を下すからまだ死ぬなと伝える。会長の唯一の生存を望むのが天敵のセロイだというのは皮肉だったが、会長はこれにより生気を取り戻す。出所したグンウォンはイソとセロイに復讐を果たすためヤクザと絡む。長家の社外理事ヤンに欠格事由が見つかり、これを梃子に会長解任を再び企図したセロイ、イソ、カン専務、ホジンだったが、ICの中国進出や社外理事争奪戦で身を粉にして働き続けてきたイソは、偶然、セロイがスアと2人で食事しているのを目撃したショックと体力疲れから、社外理事選任の株主総会当日に倒れてしまって参加できず、イソの社外理事選任議案は否決される。セロイは病院でイソがヒョニに語る言葉を聞いて15年間一途にセロイのために仕事で助けることでしか好きだという言葉を発することが許されない環境に縛り付けていたことを知る。そんなイソを愛おしく思い、セロイはイソへの気持ちを自覚し、グンスに自分の心のうちを明かした。セロイから休養を命じられて病院に入院していたイソが何者かに拉致され、セロイの携帯に、助けてほしければ一人で来いとのメッセージが届く。セロイは単身でイソ救出に向かう。グンスもセロイを追い、指定場所に着くと、セロイはグンウォンが雇ったヤクザの車に跳ね飛ばされ、グンスとイソは拉致・監禁された。スングォンはグンスから電話を貰い、イソの誘拐とセロイが怪我を負ったことを知る。セロイは意識を失う前にイソから告白を受けた際に好きになるなと言ったことを後悔したことを思い出すが、そのまま意識不明となる。セロイのひき逃げ事件は大きく報道され、セロイの意識不明の状態は続いた。スングォンは病院の監視カメラでイソ誘拐犯に当たりをつけ、かつて世話になったヤクザの親分を訪ねた。生死の境を彷徨うセロイは夢の中で父に会う。スアはセロイの事故とグンスとイソの行方不明はグンウォンの仕業かもしれないと会長に告げ、グンウォンにそこまでさせたのは会長だという。それでも長家がダメージを受けないように覆い隠そうとする会長を見て、スアは主体性のない人を軽蔑すると言った会長に退職届を提出し、長家グループの長年の不正を告発する。セロイは夢の中で父から今後も信念を貫けよと言われ、父が独りで橋を渡ると、セロイは夢から目覚める。セロイはスアの反対を押し切ってスングォンとともにイソの居場所を聞き出そうと会長の下に訪れ、それを知りたければ土下座しろと会長からいわれるとすんなり土下座する。居場所を聞いたセロイは、こんな老いぼれを追い掛かけて来た自分が情けないといって立ち去る。会長から聞いた居場所でセロイはイソを発見すると初めて愛していると伝え、抱きしめ合う。その後、追い掛けてきたグンウォンとセロイは対決し、スングォンは以前の親分と互いにボロボロになるまで戦い、イソを逃がすのに成功する。スアは長家の不正の証拠を警察に提出し、長家は家宅捜査を受ける。ホジンは、イソ誘拐事件で拘束されたグンウォンに面会し、今はICの財務責任者、その前はカン専務の資産運用管理者、更にその前は高校時代にいじめられたと伝え、グンウォンに、へなちょこ野郎、許してやる、と捨て台詞を吐く。会長は長年頼ってきたトニーの祖母に助けを求めるが、頼る先はセロイだと言われ、タングムの店を訪れる。セロイは父に教わった豆腐チゲを出し、会長は土下座して父とセロイへの罪を認めて謝罪し、長家の買収を止めて欲しいと頼むが、セロイは商売人の自分を甘く見ていると言って断り、立ち去る。セロイは長家を買収し、代表挨拶の中でお金や利益よりも人と信頼を大事にし、再び繁栄させようと株主たちに語り掛ける。スアは梨泰院でレストランを開き、セロイはイソと初めて口づけを交わした(了)。