100分de名著 野生の思考 レヴィ＝ストロース 中沢新一

　「野生の思考」が戦いを挑んだのは、19世紀のヨーロッパで確立され、その後人類全体に大きな影響力をふるってきた「歴史」と「進歩」の思想です。レヴィ＝ストロースは近現代をつくりあげてきたこれらの思想に反旗を翻し、「歴史」に対して「構造」という考え方を打ち出しました（６ｐ）。

　「野生の思考」は日本に生きている

　ポケモン、ゆるキャラ、にも「野生の思考」は生きている、と分析している。

　なるほど。

　「構造」という言葉は、この本のキーワードだ（ｐ５１参照。定義が説明されている）が、もう少し分かりやすく説明されているものが読みたいですね。