2022年3月20日第1刷発行
表紙「読むだけでお金が増える!経済学×心理学 実験・理論から解き明かすリアルな経済活動 ・お守りは高いほうが効く?・貯金ができないのは○○のせい・身近な企業に投資したくなる心理・成績を上げたいならボーナスは先に渡す・結婚する、しない どちらが「得」? ・本当に売りたいものは「○番目」に見せる?など」
表紙裏「・「押すな」と言われると押したくなるボタン・人は「得」より「損」のほうを気にしている・松竹梅では「竹」がもっとも売れる・じつは、美容室はコンビニの○倍ある
・ギャンブルにハマるメカニズム・ネット通販には行動経済学のワナがいっぱい・数字の並びに意味を見つけようとする人の心理・行動経済学を使って幸せになる方法 など 身近な話題から行動経済学を解説します」
目次
はじめに
行動経済学ってなんだ?
あなたの周りにある、あれもこれも行動経済学
よりよい選択に導く「ナッジ」とは
私たちは「バイアス」がかかった判断をする
コロナ社会が生んだ人の行動変化
行動経済学を学ぶ6つのメリット①
行動経済学を学ぶ6つのメリット②
登場キャラクター紹介
Part.1 経済は感情とイメージで動いている
Part.2 経済を動かす人の性質「損失回避性」
Part.3 人の不合理な判断システム
Part.4 読むだけでお金が増える経済心理
Part.6 幸福感のあるお金の増やし方・使い方
おわりに
「押すな」と言われると押したくなるボタン、人は「得」より「損」のほうを気にしている、松竹梅では「竹」がもっとも売れる…。人の不思議な行動を扱う行動経済学を、身近な話題から解説します。【「TRC MARC」の商品解説】
・説明されれば、なるほどなあ、と思うけど、それを「現在バイアス」(目先の利益が将来よりも価値が高いと思ってしまう)、「熟知性の原則」(知れば知るほど好意を持ちやすくなる)、「利用可能性ヒューリスティック」(いつも見るもの、思い出しやすいものの確率を高く感じる傾向があること)、「コントラスト効果」(高いものを見て、次に見た価格をより安くかじる現象)、「ザイオン効果」(繰り返し見るものに好感をもつ)、「ヴェブレン効果」(高いものを買って自慢したいという心理効果)、「ウェルビーイング」(自分にとって主観的に価値ある状態、幸福感を持っている状態)など、わざわざ小難しい言葉を使って説明するところがちょっとイラっとしませんかね?
・もっとも飲食店では「松」「竹」「梅」コースだと圧倒的に「竹」が得らばれ、その比率は85.7%というから、豆知識としては役に立ちそうです。それからコンビニ店と美容室の数は圧倒的に美容室の方が多い(5.6万店vs25.4万店。日本フランチャイズチェーン協会2021年のデータ)なども。