沖縄戦と教科書 安仁屋政昭・徳武敏夫

2000年8月7日初版発行

 

目次

Ⅰ 沖縄戦への道

 1 アジア太平洋戦争

 2 沖縄戦前夜

Ⅱ 沖縄戦の実相

 1 沖縄戦はじまる

 2 沖縄戦終わる

Ⅲ 沖縄戦をどう伝えるか

 1 沖縄戦体験をどういかすか

 2 沖縄戦と家永教科書裁判

あとがき

 

・衝撃的な写真の数々。最も驚かされたのは56,57頁の「住民の集団死と思われる写真(沖縄本島南部。1945年)」とキャプションのある、大勢の住民が血を吐いて横たわった死体の写真である。

ひめゆりの塔の実物を見に行った時の衝撃も凄かったが、本書の毎頁に掲載されている写真の迫力は凄まじく、全頁の写真を食い入るように見入った。戦争は余りに残酷である。しかし、今もウクライナでもパレスチナでも戦争が続いている。人間の業とは言え、こんな愚かなことを人間は一体いつまで続けるのだろうか。