2017-01-01から1年間の記事一覧

野村再生工場ー叱り方、褒め方、教え方 野村克也

心が変われば態度が変わる、 態度が変われば行動が変わる、 行動が変われば習慣が変わる、 習慣が変われば人格が変わる、 人格が変われば運命が変わる、 運命が変われば人生が変わる(ヒンズー教) 目に見えるものから情報を引き出すのが観察なら、「洞察」…

言葉にできるは武器になる。梅田悟司

樹木にとって最も大切なものは何かと問うたら、それは果実だと誰もが答えるだろう。 しかし実際には「種」なのだ。フリードリヒ・ニーチェ1844〜1900哲学者 「言葉は思考の上澄みに過ぎない」(5p) 「思考の深化なくして、言葉だけを成長させることはでき…

99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 竹内薫

科学にもグレーゾーンという考え方が当てはまるという指摘には驚いた。 ロボトミー手術(前頭葉を切る手術)が白い仮説から黒い仮説に一気になってしまったように、宇宙定数は白→黒→白と360度覆ってしまった。冥王星が惑星であることはグレーな仮説と呼べる…

グローバル・ジャーナリズム ー国際スクープの舞台裏 澤康臣

「パナマ文書」報道 世界の100を超える報道機関が、一斉に報道を開始するICIJの計画は当たった。この一斉報道まで、情報は全く漏れなかった(36,37p)。 「イタリア・アフリカ各国記者連合」 イタリアでは警察とジャーナリストは協力することができる(93p…

100分de名著 人生論ノート 三木清 岸見一郎

「徳は心の秩序である」とはソクラテスの言葉らしいが、三木も「道徳の理念」でこの事に触れて、心の徳も技術をもって作られる一つの秩序だと言っているらしい(74p) そして「人格とは秩序である、自由というものも秩序である」と論じている(78p)。 人生…

教養バカ わかりやすく説明できる人だけが生き残る 竹内薫

「病院の言葉」委員会(国立国語研究所)が病院の言葉をわかりやすくする提案をまとめている、と紹介(33P)。 「高圧族」というのも教養バカの一つのカテゴリ(103P)。 アインシュタインは、子どものころ、哲学者カントの著作を読んでいた(138P) …

テレビじゃ言えない ビートたけし

「スマホの通信料」ってのは、現代社会における「年貢」みたいなものじゃないか(27P) あんまり自分では言いたかないけど、オイラはゾマホンの母国のベナンで7か所ほど学校を建てた。所ジョージと2人で自動車も4台寄付して、それからも食料援助をできる…

三菱・三井・住友「三大財閥」がわかる本 財閥研究会

帯封裏に 三菱グループ(金曜会)56兆3250億円 三井グループ(二木会)40兆9668億円 住友グループ(白水会)32兆9456億円 (2015年の有価証券報告書より独自に集計) 裏表紙に 三菱・金曜会の売上合計は世界トップのウォルマートを上回る! トヨタ(オブザー…

権力に迫る「調査報道」 原発事故、パナマ文書、日米安保をどう報じたか 高田昌幸+大西祐資+松島佳子編著

①日々飛び立つ自衛隊機「いったい何を運んでいるのか」その自問を執念で追いかけた 秦融氏・木村靖氏(中日新聞)に聞く 「今だけ良ければいい」という刹那の権化みたいなものを僕は感じていた。彼らは、選挙に通るためなら何でも言うわけじゃないですか?そ…

寝ながら学べる構造主義 内田樹

構造主義というのは、「私たちはつねにある時代、ある地域、ある社会集団に属しており、その条件が私たちのものの見方、感じ方、考え方を基本的なところで決定している。だから、私たちは自分が思っているほど、自由に、あるいは主体的にものを見ているわけ…

重力波とは何か アインシュタインが奏でる宇宙からのメロディー 川村静児

ブライアン・グリーンを読んだ後だから、より一層そう思ったかのかもしれないが、こちらの方は、必ずしも素人向けではないように思う。前書は腰を据えて読み、こちらはそうではなかったために、そのような印象を持ったのかもしれないが、そうならざるを得な…

性と国家 佐藤優 北原みのり

・AKB48のやり方は、アメリカのスタンダードで見た場合は児童ポルノだと思う(47p) ・沖縄問題を考える際のキーワードは当事者性と指摘。一番やっちゃいけないのは、本土の人間が「日本の他所では考えられないようなこんなひどいことが沖縄でおこなわれてい…

宇宙を織りなすもの(下) 時間と空間の正体 ブライアン・グリーン 青木薫訳

下巻は、上巻に比べ、より専門的で、門外漢には難しい内容でした。読了するのに3倍くらい時間がかかりました。第10章と第11章の「インフレーション」から、第13章の「ブレーン」、「サイクリック宇宙論」あたりになると、あまり理解できなかったよう…

畑村式「わかる技術」 畑村洋太郎

「わかる」とはどういうことか。 脳科学的に説明すると、「脳神経の髄鞘化」(小泉英明)。 畑村式でいうと、事象を理解するためのテンプレートを作るということ。 「直観」と「直感」のちがいを考える(50頁以下)。 この部分(特に「直感」=「勘」not「…

法と言語 碧海純一

なかなか難解です。 英米法では、尨大な証拠法が歴史的に生成し、それとの関連において、事実認定の論理過程がやかましく論ぜられてきた。それに対して、自由心証主義をとる大陸法系諸国では、事実認定の領域はややもすれば裁判官の直観的な「勘」にゆだねら…

直感力を高める数学脳のつくりかた バーバラ・オークリー 沼尻由紀子訳

正確さが第1の集中モード思考(左脳)と大局的な拡散モード思考(右脳)を交互に利用することの重要性を指摘している(31p、239p)。 チャックを増やすことで直感が働き出す(64p)。 チャンキングの第1段階は、チャンクしたい基本概念に注意を集中させる…