2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧

一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書 山﨑圭一

2019年9月14日初版第1刷発行 江戸後期から明治までの時代小説をここ半年ばかり読み続けてきた。この期間についてはあらあら歴史の流れの理解が深まってきたと思うのだが、この本は、今まで読んできた本で得た日本史の知識を整理するのに役立った。以下、最近…

序の舞《一》 宮尾登美子

1987年4月10日 葉茶屋を営む母勢以は、家の中に次女津也が見当たらず隣近所を探し回った。すると砂絵描きが描いた絵をじっと見つめていた幼い津也を発見した、というところから始まる。長女志満は酒博打にのめり込んだ先夫仙吉の子でおっとりタイプ、津也は…

人生に活かせる!このことわざ、科学的に立証されているんです 堀田秀吾

2019年3月11日1刷発行 帯封「『先人の知恵』を『現代の英知』が解明! ことわざこそがあなたを救う! こと‐わざ【諺】古くから人々に言いならわされたことば。教訓・諷刺などの意を寓した短句や秀句。「蒔かぬ種ははえぬ」の類(広辞苑第7版)」「明治大学の…

藏《四》 宮尾登美子

2008年5月20日発行 烈は、意造の2人で、京都の松尾神社に詣で、神社側の計らいで男神様と女神様に拝めた。戻ると、酒の歴史を始めとして意造は烈に酒全般を教え始めたが、水を始めとして直接触れねば教えることはできないと考えた意造は自ら蔵元復活を決意…

藏《三》 宮尾登美子

2008年5月20日発行 意造が脳卒中で倒れ、幸いに意識を取り戻したが、一週間は寝たきり状態だった。付き添ったのは佐穂だけで、せきは意造の看病を佐穂任せにした。左半身に若干のマヒを残したものの何とか回復した意造だったが、この1週間で意造は考え方を大…

ヤバいほど日本語知らないんだけど 前田安正

2019年2月28日第1刷発行 帯封「大人として、これだけ知っておけば恥をかかない!朝日新聞ベテラン校閲記者が教える、語彙力アップの決定版 就活・仕事・プライベートでも役立つ!」「次の言葉の使い方は正しい?・外は雨模様だから、みな傘をさしている。・…

藏《二》 宮尾登美子

2008年5月20日発行 意造は烈に「北越雪譜」という鈴木牧之という昔の人が書いた本の読み聞かせをして勉強をさせようとしたが、烈は佐穂に教えてもらうと言い、意造を拒絶。後妻には、意造を慕う賀穂の妹である佐穂を、とむらは願うが、意造はのらりとかわす…

藏《一》 宮尾登美子

2008年5月20日発行 新潟の大地主田乃内家の三男三左衛門が酒造への意気を阻喪している間、一人息子意造は学業に精を出し東京帝国大学工学部を卒業して実家に戻る。東京遊学中に三左衛門は大貫梅次を杜氏として雇い入れ、意造は母むらが新発田で見初めた賀穂…

新装版 鬼平犯科帳(四)2⃣ 池波正太郎

2006年7月12日第1刷発行 裏表紙「はっと、平蔵が舟の中へ身を伏せた。荒屋敷の潜門がしずかに開き浪人風の男があらわれ、あたりに目をくばっている。(これほどの奴がいたのか…)平蔵の全身をするどい緊張がつらぬいた。凄絶な鬼平の剣技を描く「血闘」をは…

幕末入門《下》 中村彰彦

2021年5月20日発行 目次 第4章 薩摩藩―薩摩隼人のリアリズム 第5章 土佐藩―不機嫌な「勝者」 第6章 幕末史四つの謎に迫る ・島津斉彬と久光、生麦事件(イギリス人殺害事件)、薩英戦争と和解、薩長同盟、大政奉還 ・長宗我部元親、山内一豊と徳川家の厚…

幕末入門《上》 中村彰彦

2021年5月20日発行 目次 第1章 会津藩―「尊王佐幕」に殉じた悲劇の藩 第2章 新選組―テロと粛清の果てに 第3章 長州藩―歴史を動かした三人の男たち ・今さら聞けない、初歩的なところから教えてくれているのが有難い。 ・会津がなぜ佐幕か?初代藩主保科正…