2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

20世紀の戦争 日中戦争Ⅰ 解説:荒井真一

2001年3月15日初版発行 目次 一章 満洲事変 二章 第一次上海事変 三章 盧溝橋事件 四章 第二次上海事変 解説 ・1931年年9月18日、日本軍の謀略による鉄道爆破事件をきっかけに日本は中国の東北部を占領し、ここにかいらい国家として満州国を樹立した。いわゆ…

心ゆさぶる本当の話 しばたま

2020年3月12日初版発行 心がポカポカ温まる話が満載です。マンガも優しい絵で、とても好感が持てます。 ・ほっこりする話の中で、自分もこれから気を付けようと思ったのは、優先エレベーター編。 エレベーターに乗る時にバギーと一緒に母親が乗るのはいいと…

道誉と正成 安部龍太郎

2009年8月10日第1刷発行 目次 第一章 正成挙兵 第二章 両雄会談 第三章 護良追放 第四章 尊氏謀叛 第五章 王城奪回 第六章 院宣工作 第七章 渦中の玉 第八章 永訣湊川 付記 各地で悪党が隆起し、後醍醐天皇や護良親王の討幕運動と連動して、元弘の乱が引き起…

道誉なり 北方謙三(その2)

1995年12月7日初版発行 道誉は義詮がいる鎌倉に向かった。戦はまだ続いており、後醍醐帝の崩御後、吉野では次の帝を立てた。直義の鎌倉での政事は北条高時が執権だったころと似ていた。直義は公平で峻烈でさえあったが、北条の幕府の機構を超えてはいなかっ…

道誉なり 北方謙三

1995年12月7日初版発行 道誉は柏原城西に本陣を構えた。六波羅探題は京を捨て、仲時は近江に逃げ込んだ。大覚寺統の後醍醐帝は伯耆船上山にあった。二股をかけていた高氏は名越高家が赤松勢に討たれた時に肚を決めた。道誉は太平寺に行った。そこには光厳帝…

スーチーさんのいる国 ビルマと日本の接点 早乙女勝元編

1996年7月26日初版発行 目次 1 スーチーさんに会えるかも 2 「死の鉄路」とビルマ人労務者 3 ロンジー姿の人々の町 4 アウンサン将軍とスーチーさんのメモ 5 対話は過去・現在・未来へと 6 スーチーさん、お元気で あとがき ・平成8年と言えば今から…

岩倉具視 言葉の皮を剝きながら 永井路子

2008年3月1日第1刷 2008年3月20日第2刷 帯封「孝明天皇暗殺の真相は⁉ 下級公家がいかに権力の中枢にのし上がっていったのか―歴史という魔物に挑み続けた永井文学の神髄、ついに刊行」「構想40余年。歴史の“虚”を剝ぎながら、卓越した分析力と溢れる好奇心で…

軍隊のない国コスタリカ 早乙女勝元編

1997年7月10日初版発行 目次 1 コスタリカってどんな国? 2 首都サンホセの空は青く 3 子ども病院から家なき子らの家へ 4 町をあげての大フェスティバル 5 アリアス元大統領と語る 6 平和な国に人びとは生きて あとがき ・アイリス元大統領の伝記『平…

酔って候《下》 司馬遼太郎

1998年9月10日発行 伊達の黒船 宇和島藩に嘉蔵という手先の器用な職人がいた。提灯のほかに、かんざし細工、うるし細工、彫刻ものいっさい、雛御殿の製作、雛人形の修理、五月幟の仕立て、鎧カブトのつくろいから仏像の製作まで引き受けた。ある日、嘉蔵は、…

酔って候《上》 司馬遼太郎

1998年9月10日発行 酔って候 藩主の山内豊惇(とよあつ)が急死し、容堂が土佐24万石の太守になる。酒好きの山内容堂は漢詩にも才能があった。藩主となった後、将軍継嗣問題が起こり、紀伊の徳川慶福を推す井伊直弼と、一橋慶喜を次期将軍に推す容堂、島津斉…