2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

御家人斬九郎《上》 柴田錬三郎

2016年12月10日発行 目次 第1篇 片手業十話 第1話 男ってぇ奴はこんなものさ 第2話 二兎を追ったら二兎を獲るさ 第3話 隻腕(かたて)でやるかたてわざだぜ 第4話 柳生但馬守に見せてやりてぇ 第5話 直参旗本の死にざまだぜ 第6話 良人を殺した気持が…

私の履歴書 久保田万太郎(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①三百安い“ばばァ育ち” ②処女作-三作同時に ③初稿料 ④ヴヰッカス・ホールの庭 ⑤祖母を失う ⑥“朝顔”の作者思い出さる ⑦結婚式に芸妓の踊り ⑧震災以後 ⑨わたしも、君も、ママも“無言” ⑩良友にして悪友たち ⑪放送…

三国志 第6巻 宮城谷昌光

2010年10月10日第1刷 2020年12月20日第3刷 裏表紙「袁氏を滅ぼし勢いづく曹操。だが、諸葛亮と劉備の出会いがその霸道を阻む。曹操、孫権、劉備。三者が天下に並び立つ完成図を胸に献策を続ける諸葛亮。次第に力をつけた孫権は劉備とともに曹操を攻める―「赤…

私の履歴書 武者小路実篤(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①お祖母さんが三人 ②学習院時代 ③文章にはげむ ④トルストイの影響 ⑤文学のため帝大退学 ⑥「白樺」を創刊 ⑦文士に安住できず ⑧「新しき村」建設 ⑨「村」をはなれて ⑩一つ一つの夢実現へ ・明治18年5月12日…

三国志 第5巻 宮城谷昌光

2009年10月10日第1刷 裏表紙「曹操はついに立った。天子を奉じることを決断。七年前に脱出した洛陽へと向かう。時代は、攅峰を均すという作業をはじめた。ひときわ高い山だけが残る。たれに帰服すればよいか―志のあるものは、高山の麓に集まりつつある。呂布…

私の履歴書 野村胡堂(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①河岸で友達に物語る ②父が軟書を売り払う ③さながら梁山泊の“盛中” ④啄木も組したストライキ ⑤一高時代 ⑥報知新聞へ ⑦記者生活三十年 ⑧ガラッ八新聞記者 ・日本一のいじめられっ子で、毎日泣いて暮らした。無…

三国志 第4巻 宮城谷昌光

2009年10月10日第1刷 裏表紙「董卓に大敗した曹操は、兗州を拠点に黄巾軍を味方に引き入れていく。だが徐州の陶謙に父を殺され、仇討ちに徐州へ大虐殺の軍を進めている間、兗州で叛逆が起き、窮地に追い込まれた。朝廷では董卓が謀殺されたが、董卓軍の将た…

私の履歴書 広津和郎(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①矢来町の文学者 ②泉鏡花に抱っこさる ③絶えず“理由なき反抗”を ④「奇蹟」のころ ⑤売れた「女の一生」の翻訳 ⑥「神経病時代」の舞台 ⑦宇野浩二宅に転り込む ⑧処女作まで ・明治24年12月牛込矢来町生まれ。数え…

三国志 第3巻 宮城谷昌光

2009年10月10日第1刷 裏表紙「霊帝が崩御すると、宮中で宦官の大殺戮が起きた。この混乱に乗じて力を得た董卓は独裁者となり、皇帝を長安へ移し、洛陽の都を焼き払う。各地の叛乱は中央を離れた独自の勢力となりつつあったが、強大な董卓軍に最初に戦いを挑…

私の履歴書 長谷川伸(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①月二十円平均の原稿生活へ ②「瞼の母」初演 ③忠太郎のモデル ④瞼の父を訪ねて ⑤「瞼の母」映画化 ⑥父と母と ⑦小僧、土工から新聞記者に ⑧尋ね旅 ⑨“瞼うえしたあわせりあ…” ⑩七十二歳の母は健在 ⑪母に会う決心 …

ちょっとした一言で相手が動く夫婦の心理テクニック ここちいい関係になれる14のルール 林恭弘

2005年6月7日初版発行 帯封「・もっと家事や育児を手伝ってほしい… ・話をちゃんと聴いてくれない… ・いまだに親のいいなりになっている… ・異性として魅力を感じない… イライラ続きの毎日から抜け出そう!」 目次 はじめに Ⅰ ここちいい夫婦になれる心理テ…

三国志 第2巻 宮城谷昌光

2008年10月10日第1刷 裏表紙「徳政を目指した順帝も急逝し、後漢王朝は外戚と宦官による腐敗を深めてゆく。そのような永寿元年(西暦155年)に、曹操は生まれた。続いて孫堅・劉備が。三十年後、宗教組織・太平道の信者を核に三十六万人が黄巾の叛乱に応じた時…

三国志 第1巻 宮城谷昌光

2008年10月10日第1刷 裏表紙「建武元年(西暦25年)に始まる後漢王朝では、幼帝が続き、宮中は皇太后の外戚と宦官の勢力争いに明け暮れていた。正義の声は圧殺され、異民族の侵入が頻発し、地震や天候不順が続く。六代目の帝に皇子が生まれた時、守り役に一人…

私の履歴書 村松梢風(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①富貴の乱れた農村に育つ ②恋の芽生えはお煙草盆の子 ③姉妹を同時に恋する ④中学生のころ ⑤処女作 ⑥ようやく文学を志す ⑦役に立った吉原通い ⑧志した“千三つ屋” ⑨葬式記者 ⑩「浅妻双紙」文壇へ ・地方の純農村…

赤い影法師《下》 柴田錬三郎

2008年11月20日発行 宗矩は真田幸村に、午前試合の勝者への拝領太刀が忍者に切先3寸が両断されたことを告げた。幸村は、かつて半蔵から剣相鑑定の依頼を受け、村正の作と断定したが、実は詐ったことを打ち明けた。宗矩から見せられた太刀は、正真正銘、村正…

赤い影法師《上》 柴田錬三郎

2008年11月20日発行 「影」が三条河原で処刑されそうになった際、服部半蔵は「影」が遁れるのを手助けした。 この時、「影」は半蔵に、必要な秋があれば木曽谷を訪ねてくれば、いかなる依頼も引き受けると誓言した。それから15年後、半蔵は「影」が隠れる…

私の履歴書 佐藤春夫(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①「天の羽衣」を着て… ②一族の伝説 ③“玉のような長男” ④五歳の賢い棟梁さん ⑤中学三年まではスポーツ少年 ⑥日露戦争のころ ⑦無期停学をくらう ⑧文学はわが宿命か ・明治壬申25年4月9日、和歌山県新宮市生まれ。…

三国志名臣列伝 後漢篇 宮城谷昌光

平成30年2月15日第1刷 目次 何進(かしん) 朱儁(しゅしゅん) 王允(おういん) 慮植(ろしょく) 孔融(こうゆう) 皇甫嵩(こうほすう) 荀彧(じゅんいく) ・何進の妹が女官として最高位の貴人にのぼりつめた。瓣を出産した。肉を扱う業者に過ぎない何…

私の履歴書 正宗白鳥(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①「八犬伝」に夢中になる ②中学のころ ③早稲田のころ ④早稲田出版部から「読売」へ ⑤明治の劇評家たち ⑥新進作家時代 ⑦大金もうけも恋もしない ⑧世界一周 ・明治12年生まれ。小学時代に兵隊の真似をさせられた…

父子鷹《下》 子母澤寛

昭和61年4月10日発行 麟太郎は、いかがわしい者たちと付き合いのある小吉の元で育てられてはならないと彦四郎が案じたために精一郎に預けられた。小吉は、旗本として、御願塚の村方五百石を支配する岡野の代官陣屋に、庄屋をはじめ農民を呼び出し、主家興亡…

生きのびる クラクフとユダヤ人 田村和子

2000年3月1日初版 目次 はじめに クラクフとユダヤ人 中世の面影を残す古都クラクフ カジミェシュ大王がつくった町 クラフク・ゲットーとプウシュフ収容所 苦難を体験した人々 ステラ・ミュラー・マディさん ベルナルド・オッフェンさん エステル・フリードマ…

父子鷹《上》 子母澤寛

昭和61年4月10日発行 勝小吉は、小普請御支配石川右近将監の下屋敷に奉公に出ていた。何事も賄路次第で人はそれにより地位を築いていたという時代だった。小吉は分限者(おかねもち)男谷(おたに)家に生れたが、幼いころ、小普請役(無役の御家人)の勝家…

エルベの誓い 早乙女勝元

2001年11月5日初版 目次 1 「エルベのほとりで歌わん」 2 古都ドレスデンで考えたこと 3 爆撃の惨禍を語りつぐ 4 「エルベの誓い」の明暗 5 不戦と友好の町トルガウ 6 出会いの兵士ジョーのこと 7 ポツダム・ベルリン・若者たち あとがき*フィルボッ…

血汐笛《下》 柴田錬三郎

2004年5月20日発行 主水を追跡した士たちの前に立ちふさがったのがあごの男だった。伊太吉は由香を船に乗せ、血まみれの主水を救うために馬に乗った笛ふき天狗が現れ、主水は何とか一命を取り留めた(慕情無限)。 甲姫は戸辺森左内の手に落ちていた。その左…

私の履歴書 江戸川乱歩(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①私の祖先 ②いじめられっ子 ③大学は“図書館卒業” ④二十種の職業を転々 ⑤初めて「探偵作家」出現 ⑥専業作家三十年 ・祖先は代々三重県津市に住み、父は苦学して関西大学法学部を出た。独立して輸入諸機械販売の…

血汐笛《中》 柴田錬三郎

2004年5月20日発行 小えんと伊太吉が主水を訪ね、由香と夫婦になれとねじ込みに行った。由香は笛ふき天狗から前将軍の息女と聞かされても、さして驚かなかった。主水は3日不在にしていた。そこに新兵衛が忍び寄った。小えんが由香の形見として白磁の玉を由…

私の履歴書 里見弴(作家) 日本経済新聞社 文化人1

昭和58年10月5日1版1刷 昭和60年3月20日1版3刷 ①父の訛が生んだ姉の名 ②言葉通じぬ母と祖母 ③「里見弴」のいわれ ④幼いころ ⑤志摩子行方不明 ⑥私は「南陽丸第四号」 ⑦仲ノ町小学校時代 ⑧いつの間にか明朗な少年へ ⑨「楽天地」学習院 ⑩稔彦王が先棒かつぎ ⑪指…

血汐笛《上》 柴田錬三郎

2004年5月20日発行 美しい女性が屋敷の前で駕籠から降りた。すると複数の刺客が女性を襲った。そこをきらら主水が現れて女性を救った。女性は由香といい、父は恐らく殺されていた。由香を家まで送り届けようとした主水は、由香に代わって部屋の中にあるだろ…

人生を「私の履歴書」から学ぶ 「心の雨の日」には 吉田勝昭

2017年8月1日第1版第1刷発行 目次 はじめに 第1章 逆境・不遇にどう向き合うか 1.破産:①加山雄三 ②永野重雄 2.失意のどん底:①船村徹 ②倉本聰 3.失敗の連続:安藤百福 4.長く苦しいスランプ:①野村克也 ②君原健二 5.嫌な部署配属:①賀来龍三郎 ②…

戦争とインドネシア 残留日本兵 長洋弘

1997年8月15日初版 目次 悲しみはいつまでも インドネシアへ 日本が戦争に負けた日 長い旅のはじまり インド洋のみえる小さな村 妻の墓に土下座したい スマトラの暑い夏 山田記者の手紙 深い深い心のいたみ ジャカルタでの写真展 あとがき ・1982年4月、イン…